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世界に一軒だけのパン屋―地産地消で年商十億円 北海道『満寿屋』三代の奇跡

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093885478
  • NDC分類 588.32
  • Cコード C0095

出版社内容情報

国産小麦100%を実現!奇跡のパン屋物語

北海道十勝に店を構える創業68年のパン屋『満寿屋』。
一見普通の店に見えるが、実は業界でも不可能といわれた国産小麦100%使用を成功させ、そして年商10億円を売り上げる、奇跡のパン屋だった……。
水は大雪山の雪解け水を使い、小麦はもちろんバター、牛乳、砂糖、酵母、小豆まで地元産を使用。
安全、安心、そして究極国産パンを造ろうとチャレンジを続けてきた世界でも希なパン屋3世代の熱いドラマを描く。
ベストセラー『トヨタ物語』『サービスの達人』『イベリコ豚を買いに』著者が贈る、傑作ノンフィクション。

野地 秩嘉[ノジ ツネヨシ]
著・文・その他

内容説明

北海道十勝に店を構える創業68年のパン屋『満寿屋』。一見普通の店に見えるが、実は業界でも不可能といわれた国産小麦100%使用を成功させ、さらに毎日行列の絶えない奇跡のパン屋なのである。ベストセラー『サービスの達人たち』著者の傑作ノンフィクション!

目次

プロローグ おいしいパンとそれ以外
1章 シニフィアンシニフィエの証言
2章 十勝へ
3章 終戦と開店
4章 ハルユタカ
5章 アタマを貸してくれ
6章 世界に一軒
7章 完成の日
8章 主人の遺言です
9章 パンを食べない人々
10章 国産小麦と海外産
11章 二〇三〇年の夢
エピローグ 停電の日もパンを焼いた

著者等紹介

野地秩嘉[ノジツネヨシ]
1957年東京生まれ。早稲田大学商学部卒業。出版社勤務などを経てノンフィクション作家に。2011年に『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

172
これは小麦の本です! だから表紙が小麦色に輝いています。もちろん国内産小麦にこだわった、稀有なパン屋の物語ですから、熱い人間ドラマも面白かった。しかし、今まで小麦のことをほとんど知らなかった自分を発見させられたことの方が、新鮮だった。「キャンティ物語」から野地さんのファン。各方面の人材から、丹念に取材を積み上げる彼の作品は、読者を裏切らない、と強く思った。2019/01/18

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

112
帯広に拠点を持つ人気のパン屋「満寿屋」。地産地消にこだわり十勝産100%の小麦粉を使うだけでなく、バター、牛乳、砂糖、小豆、更には酵母まで地元産だと言う世界に一軒だけのパン屋。国産小麦を使用する事がこんなに大変だとはこれを読むまでは知らなかった。先ずはパンに合う品種を見つけ、これを作ってくれる農家を探すところから始めなくではならないとは!親子二代四半世紀にわたる挑戦。安全と安心は異なるもの、いたずらに国産が安全で輸入品が危ないと言う論調でないところも好感が持てた。満寿屋のパンが食べたくなりました!★★★★2022/03/08

Willie the Wildcat

79
様々な紆余曲折にもぶれない軸。支える周囲と、継承される思い。その根底に流れるのは「情熱」。双方向で応える顧客/企業の関係が、とても理想的ですね。ポストハーベスト問題やフードマイレージ問題のみならず、昨今話題のフードロス問題。現実を直視した理想の追及・模索は続く。但し、栗あんぱんのクレームの対応姿勢に、著者の覚悟を感じる。世界に一軒だけ!2030年の夢である学校と十勝パン、成就することを信じています。2018/12/26

たまきら

40
丁寧に描かれたあるパン屋さんのお話です。代々みなさんが傾けてきた情熱、研究。パンを作るって科学実験みたい。公募とか、ふくらむ温度とか、焼くときの温度とか…。そんなことを思いながらわくわく読みました。同時に地元のパン屋さんを応援したい気持ちも膨らみました。2022/02/22

Koji Takahashi

16
【十勝の素敵な企業】 十勝は良く知られる農業地帯。作られる作物はブランドかと思える扱いをされる。 十勝にはその作物を原材料とした食品を扱う超優良企業が数社ある。そのうちの1社が「ますや」だ。 商品が美味しいのは大前提、従業員が誇りを持って働いている、消費者から大切にされているなどは「土地柄」が影響していそうだ。 その土地の空気の中で、土地柄を感じながら食するパンは、お腹だけでなく心も満たしてくれる優しさの塊だった。 誇れる企業の物語は、さらにパンを美味しくしてくれます😊2019/07/19

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