出版社内容情報
Jリーグの名物企画屋が放つ異色ビジネス論
Jリーグの順位でも、毎年上位争いを繰り広げる川崎フロンターレ。
サッカーでの好成績に加えて、地域密着度、観客の満足度が群を抜いて高いことで評判です。Jリーグの調査によると、直近では、「ホームタウンで大きな貢献をしているクラブ」で6年連続して第1位となっています。
そのひとつが、ホームゲーム開催時に行われるイベントなどの企画の数々です。話題に事欠かないクラブのプロモーションは、本書の著者によるもの。前作「僕がバナナを売って算数ドリルを作るワケ」出版後、異業種からの講演依頼が殺到するほど。
今年の7月3日の行われた高田スマイルフェス。がれきの山を整備したグラウンドで、Jリーグの試合がはじめて行われました。また、8月にはこれもJリーグでは異例の、ISS(国際宇宙ステーション)との生交信が行われます。異業種に話を持ちかけ、全く前例のない企画を次々に実現させていく著者が、その実現方法を包み隠さず披露。
社長でもなく、専門的な資格を持つわけでもない、一サラリーマンの著者。ただし、その仕事術には課題解決、企画実現のヒントが散りばめられています。業種を問わず、仕事で悩む人にオススメします。
【編集担当からのおすすめ情報】
サッカーおよびスポーツ関係者のみならず、スポーツビジネスをめざす学生の方や仕事の成果が上がらないと悩んでいる全くの異業種の方にも、たくさんのヒントに満ちている1冊です。
難しい話は一切なし!
読めばやる気が出てくる。読めば1歩踏み出す勇気がわいてくる。
天野 春果[アマノ ハルカ]
内容説明
クラブを強くするには、地域を元気にしなくちゃいけない。川崎フロンターレ「ホームタウンで大きな貢献をしている」クラブでどうして6年間も第1位を続けられるのか。大がかりな仕掛けの舞台裏。そこにあったのは、鮮明な最終形のイメージと、そこに至るまでに積み重ねた前例の数々。Jリーグの名物プロモーション部長が明かす初対面の相手でもその気にされるコミュニケーション術―
目次
第1章 勝利は目的ではなく、手段である
第2章 アイデアをカタチにする思考を持つ
第3章 当たって砕けずに、粘り腰で逆転する―『宇宙強大2DAYS』(前編)
第4章 引き込んで、巻き込んで、つながる―『宇宙強大2DAYS』(後編)
第5章 一緒に汗をかく関係で、継続できる力をつくる―『高田スマイルフェス2016』(前編)
第6章 空気をつくり、相手の立場で課題をクリアする―『高田スマイルフェス2016』(後編)
著者等紹介
天野春果[アマノハルカ]
1971年生まれ。東京都出身。1993年からワシントン州立大学でスポーツマネジメントを学び、1996年のアトランタ五輪にボランティア参加。同年秋に帰国。翌年、富士通川崎フットボール(現川崎フロンターレ)に採用され、ホームタウン推進室でクラブの地域密着を推進。2001年、日韓W杯運営に出向。2002年、W杯後に復職。現在は川崎フロンターレのプロモーション部部長として、市民から愛されるクラブづくりに貢献。2017年より東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会に4年間の出向が予定されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。