出版社内容情報
池上彰が中国・香港・台湾の最新情勢を解説
池上彰が独自の視点で、世界の国と地域を解説する『池上彰の世界の見方』シリーズの3冊め。中国・香港・台湾を6つのテーマから読み解きます。
1.「分断の歴史」?なぜ「3つの中国」に分かれてしまったのか? 親日の台湾、反日の中国、正反対のわけは?
2.「共産党による独裁」?なぜ中国では、政治も経済も教育も共産党が支配するのか? 一党独裁の○と×
3.「中進国の罠」?なぜ中国が経済失速から抜け出すのが困難なのか?
中国と一体化する台湾経済の運命は?
4.「破壊された文化」?なぜ、いつ、中国人の道徳観は破壊されたのか?
中国の失われた世代とは?
5.「ひまわり&雨傘」?なぜ学生運動が台湾では成功し、香港では失敗したのか?
6.「外交戦略」?なぜ中国は南シナ海を埋め立てるのか、本当の理由は台湾にある?
中国・香港・台湾の分断の歴史から現在に至るまでの基礎知識と、最新情勢が1冊でわかる初めての本です。都立桜修館中等教育学校3年生への特別授業をもとに構成しています。
【編集担当からのおすすめ情報】
中国の解説本はたくさんありますが、中国・香港・台湾を包括的に、わかりやすく解説した本は見当たりません。平易で読みやすく、目からウロコの池上さんならではの一冊です。
第1章「分断の歴史」から見る中国、香港、台湾
近くて遠い国/省、市、自治区はどう違うのか/台湾は、日本が初めて得た植民地だった/第二次世界大戦が台湾の運命を変えた/台湾の人たちは国民党軍のふるまいに驚いた/ふたつの中国。本当の中国はどちらだ/アヘン戦争に敗れ、香港はイギリスの植民地になった/返還のキーワードは「一国二制度」 など
第2章「共産党による独裁」から見る中国
憲法の上に、共産党が存在する/13億人の舵を取るリーダーはどう選ばれるのか/政治も経済も教育も、すべて共産党が支配する/反日感情を植えつけた「愛国教育」/一党独裁の○と× など
第3章「中進国の罠」から見る中国
中国は「中進国の罠」に陥った/中国は「中進国の罠」から抜け出せるのか/共産主義と社会主義の違いは何か/イギリスを追い越せ「大躍進政策」/失敗したのに、大成功と宣伝した/「改革開放政策」で中国は復活/中国と一体化する台湾経済/中国返還でマカオのカジノが変わった など
第4章「破壊された文化」から見る中国
メイド・イン・ジャパンは粗悪品の代名詞だった/東京オリンピックでマナーが向上/「文化大革命」で中国人の道徳観が破壊された/紅衛兵たちが歴史的遺産を破壊した/中国の「失われた世代」とは/「ひとりっ子政策」が残したもの/とてつもない少子高齢化に怯える中国 など
第5章「ひまわり&雨傘」から見る中国、台湾、香港
サイバーポリスがネットを監視する/情報を規制すると、国民の気持ちがわからなくなる/ひまわり運動が雨傘運動のきっかけだった/香港で脅かされる言論の自由/中国にはアルジャジーラがなかった など
第6章「外交戦略」から見る、中国、台湾
中国にも大航海時代があった/明時代の栄光よ、再び/中国が南シナ海を埋め立てる本当の理由/台湾は独立するのか?/民族問題が中国の火種に/国の豊かさが、戦争を抑止する
・中国、台湾の地域別人口密度、・中国、台湾の少数民族分布、・中国、香港、台湾略年表
池上 彰[イケガミ アキラ]
著・文・その他
内容説明
「反日」「反中」を鵜のみにしない、偏見を捨てよ、客観的な国際感覚を磨け!渾身の授業録!!
目次
第1章 「分断の歴史」から見る中国、台湾、香港
第2章 「共産党による独裁」から見る中国
第3章 「中進国の罠」から見る中国
第4章 「破壊された文化」から見る中国
第5章 「ひまわり&雨傘」から見る中国、台湾、香港
第6章 「外交戦略」から見る中国、台湾
著者等紹介
池上彰[イケガミアキラ]
1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。報道局社会部記者などを経て、94年4月から11年間にわたり、『週刊こどもニュース』のお父さん役を務め、わかりやすく丁寧な解説で人気を集める。2005年にNHKを退職し、フリージャーナリストに。12年より東京工業大学リベラルアーツセンター教授。16年より名城大学教授、東京工業大学特命教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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