逆説の世界史〈2〉一神教のタブーと民族差別

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逆説の世界史〈2〉一神教のタブーと民族差別

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  • サイズ B6判/ページ数 384p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093884679
  • NDC分類 209
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「逆説史観」の新たなライフワーク、第2弾

『逆説の世界史』シリーズは、累計500万部突破のベストセラー『逆説の日本史』の著者による新たなライフワーク。待望の第2弾は、多神教信者の多い日本人には分かりづらい「一神教の世界」がテーマです。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教それぞれの「神」の誕生と「聖典」の成立にかかわる謎を解明しながら、現代まで続く民族・宗教の対立の深層に迫ります。
混迷する世界のニュースをより深く理解するために、「逆説史観」によって分かりやすく解説した必読の入門書です。

「ユダヤ民族差別を生んだ根源は『マタイによる福音書』」「ローマ・カトリック教会がタブー視するキリスト教の大矛盾」「ダンテの『神曲』がイスラム教社会で「禁書」となる理由」「シーア派とスンニー派の抗争とムハンマドの血脈」「聖地エルサレムは誰のものか」「十字軍遠征がもたらした憎悪の連鎖」「最大最強だったオスマン帝国が衰退した要因」「中東和平をこじらせる最大の障害」等々、日本人が知っておくべき一神教世界の基礎知識を解説。

『逆説の世界史』は小学館のウェブサイト「BOOK PEOPLE」で連載中(【日本語版】http://bp.shogakukan.co.jp/gyakusetsu/jp/【英語版】http://bp.shogakukan.co.jp/gyakusetsu/en/)。

序章 一神教の起源──地球人によって創られたという「仮説」

仏教との比較で見えてくる一神教の特徴/古代エジプトのファラオがもたらした「唯一神」/「ツタンカーメン」という改名に込められた意味


第一章 ユダヤ教と『旧約聖書』の謎──絶対神ヤハウェが預言者モーセに示した「約束の地」

第一話 ユダヤ民族が体験した2大奇跡
初めて神の名前を知らされた預言者モーセ/『旧約聖書』「出エジプト記」時代のファラオは誰か/モーセはなぜ「約束の地」に入ることを禁じられたのか/神の名前「YHWH」は何と発音するのか/人間の信仰心を試す「ユダヤ教的一神教」の特徴/イスラエル王国「ソロモンの栄華」から「バビロン捕囚」までの苦難/「バベルの塔」神話と大帝国バビロニアへの批判/バビロン捕囚はユダヤ民族に何をもたらしたか

第二話 聖地エルサレムをめぐるローマ帝国との攻防
イスラエル王国をローマ帝国の属領にしたヘロデ大王の忠誠/なぜダンテの『神曲』がイスラム教圏で「禁書」になるのか/ユダヤ戦争でローマ帝国がエルサレム陥落を喜んだ理由/『ユダヤ戦記』で読み解くマサダ砦「集団自決」の真意/いかにしてユダヤ教の教典『タルムード』は確立したか


第二章 キリスト教と『新約聖書』の謎──「神の子」として誕生した「イエス・キリスト」の大矛盾

第一話 民主主義社会における「平等化推進体」
現代の民主主義社会の大前提/母を銃殺に追い込んだ/「一神教の世界」と中国文明の比較で分かること

第二話 『新約聖書』で読み解くイエスの生涯とその復活
3つに分類できるイエス・キリスト」の奇蹟/キリストの「黄金律」は従来の律法を拡大解釈した!?/ユダヤ民族を「3度目の苦難」から救うメシアは誰か/ユダヤ民族差別を生んだ「マタイによる福音書」の記述/イエス処刑が記された「4つの福音書」の相違点/イエスの最期と復活は何を意味するのか/ローマ・カトリック教会がタブー視した最大の難問


第三章 イスラム教と『コーラン』の謎
──アッラーの「最後の預言者」と後継者の正統性

第一話 メッカで布教を開始した使徒ムハマンドと聖戦
「イエスは神ではない」とする唯一神アッラーの根拠/なぜキリスト教徒とイスラム教は否定し合うのか/ムハンマドをアダム直系の子孫とするイスラム教の系譜/ムハンマドに「神の啓示」を確信させた人物とは!?/なぜイスラム圏の女性はヴェールで顔を隠すのか/聖戦に勝ち続けた「最後の預言者」ムハマンドの死

第二話 誰がムスリムのリーダーを務めるのか
カリフの正統性をめぐる「スンニー派vsシーア派」対立の構図/スンニー派とシーア派で異なる「イマーム」の役割/イスラム教が重要視する「六信」と「五行」の教義/アッラーが「最後の審判」で裁く天国と地獄


第四章 十字軍遠征と聖地エルサレム
──キリスト教VSイスラム教「連鎖する憎悪」の原点

キリスト教vsイスラム教「リーダーの称号」大研究/東西に分裂したローマ帝国と3つに分裂したイスラム帝国/聖地エルサレム奪回を目指した「十字軍」成立への道/イスラム勢力を団結させた十字軍「最大の敗因」/「エルサレム奪回」を目指したイスラム教陣営の英雄サラディン/十字軍国家の消滅とキリスト教陣営の敗北


第五章 オスマン帝国の崩壊と中東戦争
──イスラム教社会の衰退を招いた最大の要因

第一話 何が近代資本主義社会の成立を阻んでいるのか
なぜ最大最強のオスマン帝国は衰退したのか/キリスト教圏はなぜ近代化に成功したのか/プロテスタント世界で生まれた資本主義という「倫理ある商業」/イスラム教圏における「ヒヤル」という解決法

第二話 中東和平をこじらせる最大の障害
イギリスの「三枚舌外交」が中東を混乱に陥れた/中東戦争と「イスラエル建国」の深層/憎しみの連鎖を断つパレスチナ・イスラエル問題の解決策


井沢 元彦[イザワ モトヒコ]

内容説明

キリスト教徒は約21億人、イスラム教徒は約12億人、つまり全人類の2人に1人が一神教の信者である。彼らはなぜ憎しみあい、平和共存することができないのか―。偏見や差別を超越した視点で、「通史としての世界史」に挑む新たなライフワーク、待望の第2弾!!

目次

序章 一神教の起源―地球人によって創られたという「仮説」
第1章 ユダヤ教と『旧約聖書』の謎―絶対神ヤハウェが預言者モーセに示した「約束の地」
第2章 キリスト教と『新約聖書』の謎―「神の子」として誕生したイエス・キリストの大矛盾
第3章 イスラム教と『コーラン』の謎―アッラーの「最後の預言者」と後継者の正統性
第4章 十字軍遠征と聖地エルサレム―キリスト教vsイスラム教「連鎖する憎悪」の原点
第5章 オスマン帝国の崩壊と中東戦争―イスラム教社会の衰退を招いた最大の要因

著者等紹介

井沢元彦[イザワモトヒコ]
作家。1954年2月1日、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部を卒業後、TBSに入社。報道局社会部の記者だった80年に『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

30
クリスチャンでなくてもベースの聖書の知識は知っておくべき。これを読んでいかに西洋社会が聖書を重んじているかわかり、医学や科学でその用語が使われているか知る。お互い相容れない思想の根本ゆえ解決するものも解決できなかった世界史事項。再読必至。 資本主義の発展理由とイスラム教の未発展理由を知る。2019/09/16

Isamash

28
井沢元彦氏の2016年出版シリーズ第2巻。ユダヤ教、キリスト教とイスラム教の解説が中心で、十字軍遠征、オスマン帝国や中東戦争に触れられている。イスラム教に関して殆ど無知であったので勉強にはなった。また自分も含めて日本人は宗教に関して学校で殆ど教えられていないが、世界を理解するために大きな損失を招いてる様に感じた。井沢氏は、イスラム社会で近代化が成し遂げられなかった理由の一つに、イスラム教にはキリスト教と異なり契約の概念が無く、不測の事態も含めて神の御心のままという思想が有ると説く。日本人も同様で半信半疑。2022/03/15

シュラフ

22
「民はこぞって答えた。「その血の責任は、我々と子孫にある。」そこで、ピラトはバラバを釈放し、イエスを鞭打ってから、十字架につけるために引き渡した。」(マタイによる福音書)キリスト教国家において、イエス殺しとされたユダヤ人たちは当然ながら差別の対象となった。ユダヤ民衆が本当にこの文言を発したのかどうかは不明であるが、後世のユダヤ人迫害の根拠となったことは事実である。そしてその迫害の結果として、現代の解決不能なパレスチナ問題へつながっていく、きわめて罪深い文言と言える。言葉というのはなんと恐ろしいものか。 2021/10/17

ユウユウ

20
#読了 ところどころ興味深い記述はあるもわからない部分も多く残念。世界史自体が頭に入ってないのが難点だな。2021/07/01

誰かのプリン

18
世界三大宗教の説明は何とか?理解できましたが、中盤辺りから世界史の基礎知識がなければ理解出来ない部分もありました。また人物名も知識になければちんぷんかんぷん。 一から世界史の勉強が必要だと本書を読んでつくづく思い知らされました。2017/10/01

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