ハナモゲラ和歌の誘惑

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093884594
  • NDC分類 911.104
  • Cコード C0092

出版社内容情報

ハナモゲラの面白さ、素晴らしさ

みじかびの きゃぷりきとれば すぎちょびれ すぎかきすらの はっぱふみふみ(大橋巨泉)
ハナモゲラとは「初めて日本語を聞いた外国人の耳に聞こえる日本語の物真似」が元祖となる言葉遊びのことで、タレントのタモリが使い始めたとも言われています。1970年代半ばから1980年代初めのサブカルチャー文化の中で、ジャズピアニストの山下洋輔などが中心となり人気を博したハナモゲラが、昨年の大橋巨泉氏の逝去に伴い、再び注目を集めています。本書は、第一歌集『念力家族』で、寺山修司の再来と呼ばれた歌人・笹公人氏が、ハナモゲラを万葉集から現代までさまざまな和歌と照らし合わせて音の響きで分析し、興味深い見解を加えていきます。

笹 公人[ササ キミヒト]
著・文・その他

内容説明

魔術的言語「ハナモゲラ」の謎を追って、歌人・笹公人が言葉と韻律の冒険に繰り出す。愉快痛快、縦横無尽の短歌エッセイ多数、ジャズ・ピアニスト山下洋輔との対談も同時収録。

目次

其ノ1 誘われてハナモゲラ(「ハナモゲラ和歌」とは何だったのか;音の響きを手がりに;母音で読み解くハナモゲラ ほか)
其ノ2 短歌をめぐる冒険(「超常現象」を読む・詠む;笹公人が詠む「超常現象」十二首;「スター、アイドル」を読む・詠む ほか)
其ノ3 笹公人の短歌的生活(拝啓、寺山さん―寺山修司の短歌と俳句;歌人・出口王仁三郎;太田水穂の宇宙 ほか)
山下洋輔×笹公人スペシャル・ハナモゲラ対談―ハナモゲラ和歌はフリージャズの流れにある!

著者等紹介

笹公人[ササキミヒト]
1975年東京都生まれ。歌人。「未来短歌会」選者。現代歌人協会理事。大正大学客員准教授。文化学院講師。「牧水・短歌甲子園」審査員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニッポンの社長ケツそっくりおじさん・寺

61
歌人・笹公人の初エッセイ集。私はてっきり笹公人がハナモゲラ和歌を詠んだ歌集かと思って手に取ったが、面白く読了した。私は笹公人の短歌のファンである。この人の短歌を漫画や小説同様の面白いものとして楽しんでいる。これってすごい事である。ルーツに寺山修司。わかる。私も短歌が面白いものだと思ったのは寺山修司からだ。表題のハナモゲラも懐かしい。私は中学時代、筒井康隆ファンだったので、筒井、山下洋輔、タモリ達のこの知的な笑いに憧れた(この知的な笑いを「えせインテリ」と一蹴したのがビートたけし)。←著者と同世代故の雑感。2017/08/16

kaizen@名古屋de朝活読書会

34
#感想歌 #短歌 YMO細野晴臣知ったのははっぴいえんどその後は知らず はなもげら音律楽しタレントら言葉の魔法を知っているから 笹公人現代社会の捻れから潜在力をどう発散す2017/04/07

ゆみ

29
ハナモゲラ和歌ってなんか簡単で楽しそうと思っていたけれど 意外と奥深い。超常現象を詠んだりアイドルを詠んだりするのも面白かった。2018/09/28

10
なかなかこれが期待を大きくいい意味で裏切られた本であった。和歌の勉強になる2017/07/17

ハル

9
俄か歌人のハナモゲラ。『むちひとの/ことふきちらん/はなもげの/わくわくめくも/でぃえぬえかもす』【歌意】短歌の知識は浅いけれど、言葉のようで言葉ではないものを吹き散らしてみましたよ。不思議な語感のハナモゲラ。どこかワクワクした気分が湧き起こるのは日本人の遺伝子の為せる業であることよ。いかがでしょうか。ハナモゲラしてますかね?たとえ成立していなくても、あつあつの気持ちを精一杯込めてのお届けです。2020/07/22

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