出版社内容情報
バリウム検査は危ない
全国で年間1000万人が受診するバリウム検査。しかし、実際には技術は古くてがん発見率は低く、しかも事故が多く患者を大きな危険に晒すものであると専門医は批判する。それでも制度が改まらないのは巨大な利権があるからだ。厚労省や自治体の天下り組織が検査を推奨・実施し、メーカーや医者・病院も潤う。その利権は600億円に達する。進化の著しい内視鏡検査に加え、最新式の「リスク検診」ならば、発見率向上に加え医療費4200億円削減の効果もある。
第1章…知られざる大腸破裂と放射線被曝被害、第2章…2つの死亡事故の恐るべき真相、第3章…「検診ムラ」に巣食う600億円利権と天下り天国、第4章…矛盾だらけの国立がん研究センター、第5章…バリウム検査では早期がんは見落とされる、第6章…医師は皆、内視鏡検査を受けている、第7章…「リスク検診」なら発見率は向上し、医療費4200億円削減も可能
プロローグ バリウム検査の終わりを予感させる死亡事故
第1章 知られざる大腸破裂と放射線被曝被害
第2章 2つの死亡事故の恐るべき真相
第3章 「検診ムラ」に巣食う600億円利権と天下り天国
第4章 矛盾だらけの国立がん研究センター
第5章 バリウム検査では早期がんは見落とされる
第6章 医師は皆、内視鏡検査を受けている
第7章 「リスク検診」なら発見率は向上し、医療費4200億円削減も可能
エピローグ メディアの責任と情報リテラシー
内容説明
学会・厚労省を揺るがす大問題作!自然放射線10年分の被曝、大腸に穴、死亡例も―それでも国民の1割が毎年受け続ける恐怖の内情。
目次
第1章 受診者が知らない重大事故と被曝
第2章 隠された死
第3章 検診ガイドラインの迷走
第4章 検診ムラ
第5章 胃がん見逃しに5つの理由
第6章 内視鏡検査の現場から
第7章 胃がんリスク検診をめぐる攻防
著者等紹介
岩澤倫彦[イワサワミチヒコ]
1966年、札幌生まれ、ジャーナリスト、ドキュメンタリー作家。1999~2014年まで「フジテレビ・ニュースJAPAN」調査報道班チーフディレクター。救急医療、脳死臓器移植、原発事故問題などを報道。「血液製剤のC型肝炎ウィルス混入」スクープで、2002年度・新聞協会賞、米・ピーボディ賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Take@磨穿鉄靴
しらぞう
のんぴ
橘 由芽
ジュリ