出版社内容情報
飲んではいけないクスリ受けると危ない治療
「市販の風邪薬は本当に効くの?」「頭痛薬、頻繁に飲んでも大丈夫?」「血圧が基準値をオーバーしたら、治療が必要?」「CTで被爆するってホント?」など、私たちがクスリや検診、病院に対して持っている疑問や不安に真っ向から答える39問39答。
さらに、この本では巷で話題の健康法「糖質抜きダイエット」や「体温を上げると免疫が上がるか?」やサプリメント、漢方について、またいい医者とダメ医者を見分けるポイントにも言及。もちろん、近藤誠医師の専門分野であるがん治療に関しても、わかりやすく解説しています。
そして今回の本の特徴は、マンガ家であり母親でもある“くらたま”が、ホンネの疑問を近藤誠氏にぶつけているところ。解答を聞いた後の正直な感想・意見も収録しています。さらに、医者、クスリ、検診、ワクチンなどの「あるある」ネタをマンガでわかりやすく紹介。
無用な治療から自分と家族を守る「新・家庭の医学」です。
【編集担当からのおすすめ情報】
子宮頸がんワクチン、インフルエンザ薬の副作用がニュースで話題になりました。自分の子供に使う? それとも使わない? そんな不安・疑問を抱えている人にこそ読んで欲しい本です。
しょっちゅう飲んでいたクスリの副作用、検診のリスク、巷で流行っている健康法のウソ・ホントなど、目からウロコの真実が満載! また、くらたまのマンガの効果で難しい部分もスイスイ読めちゃいます!
序章 くらたま、近藤「がんもどき」先生に会いに行く 7
■第1章 「クスリ」と「ワクチン」は安全か? 11
Q1 「市販のかぜ薬」は本当に効くんですか?
クスリを飲むとウイルスが体内に残り、かぜが長引きます
Q2 かぜは「抗生物質」を飲んだ方が早く治りますか? 16
かぜはウイルス感染なので効果はないが、副作用はあります
Q3 頭痛、生理痛で「痛み止め」をひんぱんに飲んでも大丈夫ですか? 20
よく効く抗炎症薬は重い副作用を起こす危険があります
Q4 子どもの「予防接種」30種、全部打っても問題ないですか? 24
健康な子どもにワクチンを打つと、ひ弱になります
Q5 副作用が心配ですが「子宮頸がんワクチン」は打ってもいいですか? 28
危険すぎる上に予防効果はないので、打ってはいけない!
Q6 「インフルエンザワクチン」を打っても、かかるのはなぜですか? 36
ワクチンがつくる抗体では感染は予防できません
Q7 「インフルエンザ薬」で異常行動を起こすことがあるって本当ですか? 36
インフルエンザ発熱後、子どもに起こる脳症は「薬害」です
Q8 「西洋薬」より「漢方薬」のほうが、安全でしょうか? 40
何千年の歴史があっても、効果を示すデータはありません
Q9 胃痛や胃もたれに「市販の胃薬」はどれくらい有効ですか? 44
H2ブロッカーは効き過ぎて危険。飲むなら重曹がベター
Q10 かぜの予防に「うがい」「エタノール」は有効ですか?48
うがいも手洗いも殺菌効果は一瞬に過ぎません
Q11 「睡眠導入剤」「抗不安薬」は、医者の処方を守って飲めば安全ですか? 52
服用すると依存症になるリスクがあります
Q12 子どものアトピーになぜ「ステロイド」を使っちゃいけないのですか? 56
リバウンドが大きく断薬が難しいので、手を出さないこと
マンガ
コラム1 ドラッグストアで買える要注意の「解熱鎮痛薬」&「胃薬」 62
■第2章「いい医者」と「いい病院」の見分け方 63
Q1 「いい医者」と「ダメ医者」を見分けるポイントはどこですか? 64
見た目と態度で医者を見抜く、7つのチェックポイント
Q2 「いつも混んでいる病院」はいい病院ですか? 68
きれい、最新設備が整っている、などの理由なら要注意
Q3 やっぱり「大学病院」のほうがレベルの高い治療を受けられますか? 72
大学病院の診察能力は世間並み。わざわざ行く価値はなし
Q4 「セカンドオピニオン」はどんな病院で受けるべきですか? 76
Q5 「近藤先生の勧める医者」はどんな医者ですか? 80
優れた技術と患者を第一に考えられる人格の備わった人です
マンガ 85
コラム2 病院でトラブらないための「患者心得10か条」86
■第3章 「検診」と「定期健診」は必要か 87
Q1 1年に1回、「健康診断」は必要ですか? 88
健康診断で寿命は延びないので、受ける必要性はありません
Q2 中性脂肪や血圧はどれくらい「基準」をオーバーするとマズイですか? 92
基準値の根拠は薄く、少々オーバーしても問題ありません
Q3 「健康診断の結果」で注意すべき項目は何ですか? 96
身長と体重以外の数値は気にする必要がありません
Q4 痛くても「マンモグラフィ」は受けなきゃダメですか? 100
受けても乳がんの発見率が上がるだけで死亡率は下がりません
Q5 「CT」「レントゲン」で被曝するって本当ですか? 104
がんの3%は診療中の被曝によって引き起こされています
Q6 40歳を超えたら「人間ドック」を受けたほうがいいですか? 108
何でもない「異常」を発見され、かえって健康を損ないます
マンガ 113
コラム3 こんな症状が出たら病院へ 114
■第4章「がん」について知っておくべきこと 115
Q1 乳がんで「助かる人、助からない人」がいるのはなぜですか? 116
助かるがんは「がんもどき」。本物のがんではありません
Q2 乳がんは「おっぱいを取らない」手術で治りますか? 120
腫瘍だけくりぬく「乳房温存療法」で乳房を残せます
Q3 「乳房・卵巣切除」をしたアンジェリーナ・ジョリーの選択は正しかったのですか? 124
切除しても、他の部位にがんができる可能性は残ります
Q4 「子宮筋腫」ががん化することはありますか? 128
筋腫が「がん」になったケースはひとつもありません
Q5 「早期発見・早期治療」でがんは治りますか? 132
「本物」でも「もどき」でも放置のほうが長生きできます
Q6「がんを放置」したら死んでしまうのではないですか? 136
放置治療によって、がんよりこわい“治療死”を避けられます
Q7 自分で「しこり」を見つけた場合、何科を受診すればいいですか? 140
乳腺外科。ただし閉経前のしこりは「乳腺症」の可能性が大
Q8 「食道がんや咽頭がん」はなぜ男性に多いのですか? 144
食道・喉頭・咽頭がんは、タバコとお酒をたしなむ人に多い
Q9 「抗がん剤」が効かないってどうしてですか? 148
抗がん剤は10人のうち2人のがんを少し小さくするだけです
マンガ 152
コラム4 グラフが示「がんもどき」急増中 154
第5章 「健康」に生きるコツは? 155
Q1 「減塩」したら長生きできますか? 156
減塩しても寿命は延びない
Q2 コラーゲンやビタミンなどの「サプリメント」にはどんな効果があるのですか? 160
腸でバラバラに分解されてアミノ酸や糖になるだけです
Q3 「少しぽっちゃり」のほうが長生きできるって本当ですか? 164
女性はBMI23?25の人がいちばん長生きします
Q4 「糖質抜きダイエット」で本当にやせられますか? 168
ごはんのドカ食いをやめ、おかずから食べるほうが効果的
Q5 体温を上げると、「免疫力」がアップするって本当ですか? 172
人それぞれに適温があり、人為的に上げるのはナンセンス
Q6 「ストレス」の多い人はがんになりやすいですか? 176
ストレスよりも生活習慣のほうが、がんの原因になりやすい
Q7「タバコとお酒」はやっぱりがんの原因になりますか? 180
タバコはすぐにやめましょう。お酒は飲み過ぎなければOK
マンガ 184
コラム5 グラフで見る「塩分と高血圧に相関関係なし」と「少しぽっちゃりが長生き」の証拠 186
対談 それでも気になる「クスリ・検診・がんの話」 187
近藤 誠[コンドウ マコト]
著・文・その他
倉田 真由美[クラタ マユミ]
著・文・その他
内容説明
実は恐ろしいクスリ・ワクチンの副作用、検診のリスク、話題の健康法のウソ・ホントなど。マンガでよりよくわかる!家庭の医学新常識。
目次
序章 くらたま、近藤“がんもどき”先生に会いに行く
第1章 「クスリ」と「ワクチン」は安全か?
第2章 「いい医者」と「いい病院」の見分け方
第3章 「検診」と「定期健診」は必要か
第4章 「がん」についての基礎知識
第5章 「健康法」のウソ・ホント?
著者等紹介
近藤誠[コンドウマコト]
1948年東京生まれ。慶應義塾大学医学部放射線科を2014年3月に定年退職。「乳房温存療法」のパイオニアとして知られ、安易な手術、抗がん剤治療を批判。現在「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を運営。『患者よ、がんと闘うな』(文藝春秋)ほか著書多数。2012年菊池寛賞受賞
倉田真由美[クラタマユミ]
1971年福岡生まれ。一橋大学商学部卒業。1995年、ヤングマガジンギャグ大賞で漫画家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ぱんにゃー
海戸 波斗
投資家M(ミニマリスト×読書家)
たふ
Viola
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- 和書
- 老警