ねこバカ いぬバカ―ペットの長生き、医療、看取り対談

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ねこバカ いぬバカ―ペットの長生き、医療、看取り対談

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  • サイズ B6判/ページ数 176p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784093884075
  • NDC分類 645.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ペットとひとの長生き、医療、看取りを語る

「動物はいい、気持ちが休まって」、
「ひとりで生きるより手のかかる相手がいた方がいい」(養老孟司)
「弱っていく姿を見かねて安楽死を考えたことも」、
「ペットのがん治療は、アバウトすぎて一種の無法地帯」(近藤 誠)

日本で買われているペットは15歳未満の子どもより多い、約2千万頭。
猫、犬、サル、ネズミ…小さい頃からいろいろ飼ってきた養老先生と、歴代4匹のワンコを飼い、哺乳瓶でミルクをあげて“子犬育て“までした近藤先生。ペット大好きドクターふたりが、愛するペットとの暮らし、医療、看取りを語りつくしました。

人もペットも寿命が延びて、さぁ大変。高齢ペットのがん治療、介護、安楽死など悩ましい問題がいっぱい。そんな時代に、おもしろくてためになる、実は深い対談です。

養老まる(スコティッシュ・フォールド、11才)と、近藤ボビー(ボストン・テリア、1才)のほほえましいスナップはカラーページに収めました。



【編集担当からのおすすめ情報】
「近藤先生も医学上の論争になると必殺仕置き人みたいだが、ボビーを抱いていると、かわいいオジサン。」

「まるちゃんを世話するしぐさや、養老昆虫館でゾウムシの標本整理や観察をする様子について話された時の目の輝きは忘れがたいものがあります」

養老先生、近藤先生それぞれの「対談を終えて」からの抜粋です。

この対談を読んだら、”うちの子“がもっと愛しくなるはず。



養老まる プロフィール/母と同じく、僕もまると寿命の長さ競争

近藤ボビー プロフィール/うちの犬も「がん放置療法」で、長寿を全う

第一章 ペットと暮らせば

第二章 ペットと人の医療

第三章 ペットと人の老病死

対談を終えて 養老孟司

対談を終えて 近藤 誠

養老 孟司[ヨウロウ タケシ]
著・文・その他

近藤 誠[コンドウ マコト]
著・文・その他

内容説明

“うちの子”がもっと愛しくなる!日本で飼われているペットは約2000万頭。15歳未満の子どもより多い。ペットもひとも、寿命がのびて、さぁ大変。高齢ペットのがん治療、介護、安楽死など悩ましい問題がいっぱい。そんな時代に、おもしろくてためになる、じつは深い対談です。養老まると近藤ボビーのほほえましい日常スナップを、カラーページで掲載!

目次

第1章 ペットと暮らせば(こんなにたるんだ猫は初めてです;ペットと遊んでふと思う「なんでオレだけ働かにゃならんのか」;やっぱり猫が好き?それとも犬が好き? ほか)
第2章 ペットと人の医療(飼い主の弱みとペット医療;出るものは止めず、全部出しきる。これが基本;食べさせるから本人も介護も大変になる ほか)
第3章 ペットと人の老病死(人もペットも寿命が大幅にのびて、さあ大変;年寄り連中が既得権を持っているからものごとが動かない;乳母車に、ペットを乗せて散歩する人々 ほか)

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年神奈川県鎌倉市生まれ。医学博士。’62年東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。’81年東京大学医学部教授に就任。’95年東京大学を退官。’98年東京大学名誉教教授に。’89年『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞、2003年『バカの壁』(新潮社)で毎日出版文化賞を受賞。専門の解剖学のほか、社会時評などで幅広く活躍

近藤誠[コンドウマコト]
1948年東京都生まれ。医学博士。’73年慶應義塾大学医学部卒業後、同大学医学部放射線科入局。’79~’80年米国に留学。’83年より同大学放射線科講師、2014年に定年退職。乳がんの「乳房温存療法」のパイオニアとして知られ、安易な手術、抗がん剤治療を批判。現在「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を運営。がん治療についての先駆的な意見をわかりやすく発表し、啓蒙を続けてきた功績により、’12年『第60回菊池寛賞』を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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miww

52
ペットとの楽しい生活の本かと思ったら、それだけに止まらず話は医療、介護、死にわたる。「動物はいい、気持ちが休まって」「言葉がいらない、こりゃ楽です」などペットと暮らす居心地の良さにふんふんと頷く。「ペットと医療」では近藤さんの本領発揮?ずっと前に読んだ「医者に殺されない‥」の著者だった。人も動物も無理な治療はせずに、自然に任せるという基本的な考えに共感できる。たくさんの選択肢がある中、その時に自分がどうするかゆっくり考えたい。「一番大事なのは自由に生きる。なにものにも煩わされずに生きる」ということ。2015/08/31

ねこまんま

29
うちの愛猫は今年15歳。基本的にお二人の考えに近く、あまり医療のお世話になりたくないとは思っていて、予防注射もかなり前に辞めたし、数年前に見つかった乳腺腫瘍も検査もせずそのまま。なのに糖尿病が見つかって、毎日インシュリンの注射は続けており、そのために定期的に獣医さんに診てもらっているという矛盾。そしてやっぱり、土壇場になったら病院連れていくんじゃないかなあ。動物医療に対する考え方はいろいろあって、それぞれの飼い主さんが一生懸命考えた結果なら、それが最良の方法だと思うのです。2015/08/14

むつこ

25
外で働くお医者様であるお二人であっても、家では普通に飼い主バカのおとうさんでいい。たくさんの死を見てきて自然に死ぬのは苦しくないと語る姿がまたいい。「やってほしくないけどやってほしい」あるある出来事に笑ってしまう。一緒に過ごせる時間はそれほど長くないけれどペットのいる暮らしは豊かだ。2016/03/05

みさどん

24
犬猫に無条件の癒しを求めてらっしゃる。お二人とも著名な医学博士で、癌に関する講釈にへえーっとなった。癌を殺す注射で延命治療を続けて、とても苦しんで亡くなった親戚がいて、自分なら嫌だと思わされていたからすっきりした。ペットの医療からさらに老人医療、人間の死まで考えさせる対談だった。すぐ犬を飼っている友人にこの本を勧めた。2016/03/07

織町

23
“犬猫には考える力がなくて今しかないから、注射をされたりするのは拷問とか暴力行為でしかなく虐待されているって感じしかないでしょう”動物の見方に衝撃を受けました。その発想、私にはなかったと反省。そして混合ワクチン、がん治療の話にはぞっとしました。自然に任せることも一種の治療なのですね。最期のときに手をかけすぎることで一層の苦しみを与えることにもなる。死もまた、自然な流れなのだから。犬猫に限らず対人にも通じていてお二人の意見がうちの父の意見と被っていて面白かった。まるちゃん、ボビー君いい表情です。2015/07/30

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