日本ウイスキーの誕生

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093883191
  • NDC分類 588.57
  • Cコード C0095

出版社内容情報

国産ウイスキー誕生に隠された驚くべき事実

国内でのウイスキー製造だけでなく、スコットランドにも留学し、本場の蒸溜技術と文化を学んだ三鍋昌春氏。長年、ウイスキーを研究し、2010年にはウイスキーの起源ともいえるスコットランドをテーマにした「ウイスキー起源への旅」を上梓、愛好家から支持されました。今回は日本にウイスキーが上陸し、本格的に国内で製造されるようになるまでを、日本とスコットランドとの歴史的関係を軸に紹介。世界に認められたジャパニーズ・ウイスキーの知られざる黎明期が、克明に描かれていきます。ウイスキーの香りと味わいについて、現地を知り尽くした筆者にしか語れない深い蘊蓄やエピソードも満載。ウイスキーラバー必携の書です。


【編集担当からのおすすめ情報】
今年は、日本初のモルトウイスキー蒸溜所である、サントリーの山崎蒸溜所が開設されて90周年。スコッチウイスキーの本場であるイギリスで毎年開催される酒類コンペティション「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」では、本年も同社の「山崎18年」などが金賞を受賞しており、周年事業とともに、今年はウイスキーに注目が集まりそうです。

三鍋 昌春[ミナベ マサハル]
著・文・その他

内容説明

日本ウイスキーのルーツをたどる壮大なストーリー。ボルドー、スコットランド、大阪―夢を追い求めた男たちの情熱が時と場所を隔ててつながった。洋酒づくり黎明期の知られざる真実がいま、明かされる!

目次

第1部 スコッチウイスキー、この不思議な酒(ウイスキーの味わい;謎解きウイスキーの製造工程;ワインの香りを持つエール)
第2部 酒の王国スコットランド(フランスとスコットランド;フランスワインの影響;スコッチウイスキーの進化)
第3部 工業技術王国スコットランドと日本の出会い―日本のウイスキー誕生(英国産業革命とグラスゴー大学;スコットランドからもたらされた技術者教育と日本の近代化;産業都市大阪と洋酒;鳥井信治郎と日本のウイスキーの誕生)

著者等紹介

三鍋昌春[ミナベマサハル]
1953年生まれ。富山県出身。1978年東京大学農学部農芸化学科卒。1980年同大学院農学系研究科修士課程修了、サントリー入社。1989~1993年、英国スコットランドにある国立ヘリオット・ワット大学国際醸造蒸溜研究所で博士号取得、モリソン・ボウモア社ボウモア蒸溜所、オーヘントッシャン蒸溜所実習、アライド・ディスティラーズ社研修。1994年より、白州蒸溜所製造技師長、生産第1部(ウイスキー原酒生産開発)課長、ブレンダー室主席ブレンダーおよび生産第1部課長、原酒生産部長、ブレンダー室部長兼シニアブレンダー、洋酒事業部生産部部長などを経て、現在、サントリービジネスエキスパート株式会社、品質保証本部部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

4
☆日本ウィスキーの源流はスコッチウイスキーであり、明治からのグラスゴー大学の人脈が寄与した。 ☆ただ、スコッチウイスキーの源流を訪ねての旅行記が大半であり、エッセイなんだな。これが。2018/03/25

冬憑……(ふゆつき)

3
2014年現在、相変わらずのウイスキーブームらしい。というかサントリーの仕掛けが上手いのか。ニッカ党のワタクシには、ニッカの盛り返しを願うばかりだ。本書はウイスキーと言いながら当時の日本の経済界の動きを中心に描かれておるので、肩透かしも多いにあるのだが、こと関西の動きは関西人として面白く読めた訳です。頑張れニッカ。2014/03/20

suihoan

2
・ウィスキーという酒を作ることと、ウィスキーという製品/商品を作ることは、同一ではない。「ブレンダー」的感覚でウィスキーを捉える鳥居と、実際に作りを学んできた「原酒屋」竹鶴正孝(後のニッカ創業者)。著者はサントリーの人間であり、ここで鳥居の考え方や仕事を強く称揚するのは無理もない。 ・鳥居と竹鶴の双方を、公平な視点から観ていくことこそが「日本ウイスキーの誕生」から成長の物語になる筈。 (全文/http://suihoan.hatenablog.com/entry/2013/12/21/153109 )2013/12/21

あいちょ。

1
なかなか素晴らしい一冊。2014/09/10

kumonosuke

1
余り面白くなかった。2013/11/01

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