介護はしないぞ―私と母の1000日戦争

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093883092
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

七転八倒介護ノンフィクション

ハラハラして、ためになる介護ノンフィクション。
認知症初期の母親と、その息子が直面した1000日におよぶ介護の現場を、リアルに、そしてどこか滑稽に描き出す。
母の様子がおかしいと気づいてから、身の回りの世話をし始めるものの、長年のコミュニケーション不足がたたり、口論も絶えず、次々に起こる現実的な困難に対処できない。
孤立していく親を、自分だけでなく妻や近所の人を巻き込みながらケアしていくなかで、漠然としていた親との関係を深く考えることになる。

【編集担当からのおすすめ情報】
読み物として面白いことはもちろん、実用的な情報も充実しています。

内容説明

ハラハラして、ためになる!七転八倒介護ノンフィクション!

目次

第1章 ゴミ屋敷(ゴミ屋敷で暮らす母を発見;他人に伝えるまで悩みぬいた一年 ほか)
第2章 対立(電話料金未納で金銭管理不能に;頑なな母親についにキレる ほか)
第3章 ひきこもり(我が家に到着後に倒れる母;震災にはまるで無関心の母 ほか)
第4章 快復(認知症外来で診断を受ける;老人ホームで元気をとりもどした母 ほか)

著者等紹介

井上雅義[イノウエマサヨシ]
1948年千葉県生まれ。73年、座付作家を目指し、浅草フランス座に入門。修業中の北野武(ビートたけし)と三年間寝食を共にする。その後、雑誌記者に転身。全盛期の『平凡パンチ』などで活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もも

15
サブタイトルにあるように、やはり介護は戦いなのかという思いで手にとった。一人暮らしの母の異変に気づいた時から、施設に入居し、母自身が人間らしさを取り戻す(著者自身から見て)までが書かれています。自分自身はまだ楽観的なのかもしれず、そのことが後々手遅れになるかもしれないことを本から感じた。が、戦っていたのは著者の奥様の方だと思う。奥様は実父と義母の世話、夫と義母の真ん中に立つなど、その功績は計り知れない。著者はその奥様に夫までも介護しなくてもいいようにしていただきたいと強く思った。2016/06/03

mami

14
腹立たしい読後感。ほとんどを奥さん任せにして「俺介護頑張ってる」的な男の物の捉え方がよく出ていた。正に現在の我が家と同じ状態。だから余計にイライラ。2018/07/14

みんと

13
遠くに住む親が認知症になったら、引き取って家で介護をするか、認定してもらって施設に入れるかの2択しかないのだ。 しかし、そうなるまでの子の側の覚悟だって大変なものである。 驚き、哀しみ、焦り、怒りなどの複雑な心情が入り交ざり、少しずつでも受け入れていくしかないのである。 著者の認めたくない気持ちと怒りの気持ちも痛いほどよくわかり、同じようにイライラの気持ちを持て余す自分を見つめなおすいい機会となった。 潔く覚悟を決めることが大事!2014/07/18

おかむら

11
介護ノンフィクション。親に対する苛立ちがなんというか赤裸々でリアル!私もグレーゾーンの老親いるので気持ちよーくわかるわ。あの年代の人って介護認定受けるのは恥っていう感覚があるみたいで。けっこう気丈ぶって大丈夫とかすぐ言うんだけど本当に大丈夫がどうか怪しいんだよなー。あと子どもが親の経済状況聞き出すのは難しいわ…。2014/03/11

katakuli365

10
親の介護に直面した時、一旦は親離れした親と改めて出会いがある。著者の母親も完璧に家事、仕事出来る方だったのに初期認知症で部屋がゴミ屋敷!お金の管理も出来ない!子供から見る親は個人皆違うと思った。私は父の介護が2年、脳梗塞で寝たっきりだったけど、また違う苦労と思い出が。子供も親元離れ年をとり人間性も成長していく。でも離れてると親が同じ様に変化するものとは以外に気づかないのかも。2014/04/28

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