出版社内容情報
私たちの日常の中にある「抜け道」を探して
“怒る”哲学者・國分功一郎と“煽る”社会学者・古市憲寿が、ショッピングモール、自給自足のコミューン、保育園など「社会の現場」に行って、考えて、とことん語り合う! 1年以上に及ぶ、ふたりの思考の軌跡。
◎IKEAやコストコなどショッピングモールになぜ人は引きつけられるのか
◎自分の心の悩みや不満を醸成する装置としてのネトウヨ的デモ
◎選挙に行っても選択肢がないと感じるのはなぜか
◎自給自足生活のコミューンに「リアル」はあるのか
◎シングルファザーとしての経験から「保育園」を語る
◎これからのブームは、リタイア組の「自分探し」
◎ガラッと変わる世の中はいびつ。半径1メートルの革命でいい
ダウンシフターズ(減速生活者)、消費社会、新自由主義、デモ、ネトウヨ、脱原発、専業主婦志望、ワークライフバランス、イクメンと保育園、少子化、水戦争、食欲と性欲、インターネットとソーシャルメディア、住民投票――
こんなにも豊かなのに、閉塞感がたちこめるこの現代を私たちはどう生きていくのか、生きるって何か楽しいのか、楽しむためには何が必要なのか。様々なキーワードから、私たちの日常の中にある「抜け道」をふたりの論客が探る。
内容説明
“怒る”哲学者・國分功一郎と“煽る”社会学者・古市憲寿が現場に行って、見て、感じて、語り合う!現代の論点と新たな回路探し。
目次
第1章 IKEAとコストコに行ってみた
第2章 「暮らしの実験室」の幸福論
第3章 デモと遊びと民主主義のアップデートされた関係性
第4章 人類史的重要プロジェクト 保育園の話
第5章 理想社会と食の問題
第6章 僕たちの「反革命」
著者等紹介
古市憲寿[フルイチノリトシ]
1985年東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員(上席)。専攻は社会学。執筆活動のみならず、マーケティングやIT戦略立案、メディア出演など多方面で活躍
國分功一郎[コクブンコウイチロウ]
1974年千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。高崎経済大学経済学部准教授。専攻は哲学。研究者のかたわら、執筆活動、メディア出演を幅広くこなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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