旅する漱石先生―文豪と歩く名作の道

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  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093882040
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

文豪と歩く名作の旅

『新聞記者 夏目漱石』(平凡社新書 2005年刊)ではジャーナリストとしての夏目漱石をクローズアップし、新たな視点から漱石像を描いた牧村健一郎氏。自身も朝日新聞の現役記者で、朝日新聞社員だった漱石のいわば後輩にあたる。牧村氏の新聞記者ならではのフートワークで広く深く取材してつづった軽やかな文章は大好評で、現在では漱石論者の一人に名を連ねている。
その牧村氏の新機軸となる今回の書は、行動派・漱石の「旅」にまつわる国、都市、地方を訪ねて歩く旅エッセイ。
鎌倉、江の島、京都、熊本、松山、ケンブリッジ、パリ、大連……漱石の旅は日本全国、そして世界にまで広がっている。彼の健脚ぶりを、牧村氏が実際にその土地をたずねて、当時のエピソード(作品、交遊録、紀行など)を交えながら、いまもなお息づいている漱石の足跡をたどる。
いまなお国民的な作家として高い人気を保持する夏目漱石に関する評伝、評論は枚挙にいとまないが、旅と土地を軸に展開するエッセイは比類のないものとして、漱石ファンはもとより、多くの旅ファン(とくに中高年者)に受け入れられるものと確信する。



【編集担当からのおすすめ情報】
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内容説明

ロンドンで悩み、満州で温泉につかる。松島では参禅できず、和歌山で暴風雨に遭う。―100年の時を超え、漱石の足跡を求めて後輩が訪ね歩いた記録。

目次

漱石先生、東日本を旅する(北海道・岩内編;宮城・仙台、松島編 ほか)
漱石先生、西日本を旅する(京都・嵐山編;京都・山崎編 ほか)
漱石先生、東アジアを旅する(中国・大連編;中国・旧満州温泉編 ほか)
漱石先生、ヨーロッパを旅する(イタリア・ナポリ編;フランス・パリ編 ほか)

著者等紹介

牧村健一郎[マキムラケンイチロウ]
1951年神奈川県生まれ。朝日新聞記者、フェリス女学院大学講師。早稲田大学卒業後、朝日新聞社入社。校閲部、AERA編集部、学芸部(現文化部)などを経て、現在は土曜版のbe編集部。新聞記者でありながら、漱石研究者としても活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つんこ

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漱石ゆかりの場所(海外を含め)を訪ねつつ、作品の記述と照らし合わせながら書いてあったので読んでみたい本、行ってみたい場所が増えました。著者が少しでも気になるところは、嬉々として足を運んでいるのが伝わってきました。手間と時間のかかったよいガイド本だと思います。2016/10/23

かのん

0
ああ、そうだった。岩内だった。クルマをとばせばウチから2時間だ。2012/06/13

すまこ

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下宿先のご主人に肩車してもらう漱石せんせーまじかわいい。2012/01/17

イブリン

0
漱石の旅を辿る事で、作品の理解が深まった。例えば『それから』の舞台となった神楽坂の狭い坂道は三千代にはつらかっただろう…だとか。そういう事は想像の範囲外で、知らなきゃわからない部分だったのでまた次に小説を読むのが楽しみになるよい案内書だった。図書館で借りたけど欲しい。2011/11/03

timeturner

0
通り一編ではなくへえっと思うような通な場所にもこまめに足を運んでいるところがいい。2011/11/01

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