出版社内容情報
中国茶の魅力を豊富な写真を交えて紹介する
中国茶とひと言で言っても、ウーロン茶やプーアール茶といった日本でもずいぶんとなじみ深くなったものから、いまだなじみの薄いお茶までさまざま。香りを尊ぶ中国茶は、黄河より南の地域の、広大な自然環境のなかで作られ、その種類は1000種類以上にもおよぶという。日本でも、健康に気を遣い、日々のなにげない日常生活を豊かに楽しもうとする人たちに根強い人気を誇る中国茶。本書は、多種多様な中国茶の世界を、日本の中国茶取材の第一人者、写真家・菊地和男氏に案内してもらう中国茶紀行である。長年にわたり網羅的に取材してきた著者しか入ることの出来ない実際の茶産地の写真を多数掲載することで、著者ならではの魅力をアピールし、他書とは一線を画す中国茶本となっている。一方、各産地の代表的な茶葉を掲載した茶図鑑や中国茶の美味しい淹れ方等の実用的な情報も掲載。また、知識として、中国茶の歴史やコラム、中国茶の製造方法等も掲載することで、中国茶好きにも、中国茶初心者にも役立つ構成となっている。中国茶好きの必携書であった前著『中国茶入門』を凌駕する写真と内容を盛り込んだ、日本の中国茶本の決定版。
菊地 和男[キクチ カズオ]
写真/著・文・その他
内容説明
江南、華南、西南、台湾の茶畑に、中国茶の源流を訪ね歩いて得られた写真と文章で奏でる中国茶案内。『東方美人』はウンカとクモのコラボから生みだされる…など、中国茶ビギナーの方にはもちろん、すでに慣れ親しんだ方にも読みごたえ充分の「中国茶の奥深いエピソード」が満載。
目次
第1章 江南の茶(淅江省;江蘇省;安徽省;湖南省)
第2章 華南の茶(福建省〓(びん)南
福建省〓(びん)北
広東省
台湾
華南の茶図鑑)
第3章 西南の茶(雲南省;西南の茶図鑑)
第4章 中国茶の基礎知識(中国茶の起源と歴史;現代中国茶分布図;中国茶の六大分類とその製法)
著者等紹介
小田勝己[オダカツミ]
工学院大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
菊地和男[キクチカズオ]
1950年東京生まれ。写真家、映像作家、茶人。日本広告写真家協会(APA)会員。二三歳でフリーに。以降、雑誌、広告等の写真撮影を主として活躍。世界の食と文化のフィールドワークに基づく著書やエッセイも数多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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