内容説明
抱えきれない仕事の悩み。見つからない出口。3000人の取材体験からリアルな解決へ導く。悩める仕事人に効く13の処方箋。
目次
人間関係が築けずゆれるあなたに
つまらない仕事にゆれるあなたに
人前でうまく話せずゆれるあなたに
悪魔のような上司に遭遇しゆれるあなたに
こんなリーダーに仕えたいとゆれるあなたに
仕事が出来ずにゆれるあなたに
金が欲しいとゆれるあなたに
困った部下にゆれるあなたに
プロジェクトの立ち上げにゆれるあなたに
会社を辞めるか否かゆれるあなたに
他人の出世にゆれるあなたに
著者等紹介
今井彰[イマイアキラ]
1956年大分県佐伯市生まれ。元NHKエグゼクティブプロデューサー。NHKスペシャル『タイス少佐の証言~湾岸戦争45日間の記録~』で文化庁芸術作品賞、『埋もれたエイズ報告』では日本ジャーナリスト会議本賞を受賞する。ザ・ヒットメーカー賞、ギャラクシー賞など受賞多数。チーフプロデューサーとして2000年3月に放送開始の『プロジェクトX~挑戦者たち~』は社会現象にまでなり、菊池寛賞、橋田壽賀子賞、ATP特別賞等を受賞。09年に退局しフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ぼん
3
働く事を自己実現の手段とし、会社と仕事に依存・隸続せず、より主体的にそれらをコントロールすることで自身の成したいことを成せというメッセージをプロジェクトXでスポットをあてた市井の、しかし大きなプロジェクトを成し遂げた人の例をまじえながら説く。リーダーの結果をなにより重視する厳しい一面と情に寄って立つ両面が書かれており、実績能力主義への過剰な傾倒や権力を振りかざす誤ったリーダー像への警鐘をしっかりと書いている。仕事を通して陥りがちな悩みに著者の経験から明確な指針を示しているので大変参考になった★★★☆☆2017/03/30
Tac
2
「プロジェクトX」のプロデューサーである筆者が、自らの経験を元に、悩める社会人に向けて書いた13の「贈る言葉」。会社での人間関係、仕事に対するやりがい、職場での評価や給与水準など、様々な悩みを抱える社会人にとって、前向きに仕事に取り組むためのきっかけとなる話が詰まった一冊だと思います。「プロジェクトX」を始めるために、企画を立て、関係者の理解を得て、番組を制作するという過程は、そのまま「プロジェクトX」の題材にしても良いような話ですね。彼の番組に対する情熱が、中島みゆきの「地上の星」を生み出したのですね。2013/06/03
水色
2
本屋のビジネス書のコーナーへ行くと必ず一冊は見かける、「5時で帰る仕事術」みたいな本…仕事はほどほどに、プライベートを大切にしようぜ、という風潮。僕も働き出すまでは、全くその意見に賛成、仕事なんてバイトと一緒でテキトー、金の為だよ、と思っていた。が、いざ働き出すと、ある程度は真面目にやらないとついていけないことを知った。その、現代の仕事観の魔逆を行く職人達をプロジェクトXで追った人のエッセイ。躓いた仕事人達に、勇気をくれる本です。2010/12/26
むー
1
プロジェクトXと言えば知らない人のいないNHKのドキュメント番組。そのプロデューサーが書いた働く人たちへの応援メッセージ。さぞや、輝かしいキャリアなんだろとページを開いた自分の浅はかさときたら…パワハラ上司に、左遷、昇進を妨げる嫌がらせ。順風満帆とは言い難い仕事から名番組が生まれた理由や同番組に登場する労働者のエピソードも勇気をもらえるものばかり。仕事を前にうちひしがれたとき、手に取りたい一冊。2020/01/27
Inko Midori
1
…「自分の全力を尽くして、人に喜ばれるような仕事をする人生でありたい」 に共感。ただ憎悪が滲み出る文面もあって、『ちょっと器小さいな』と思ってしまった。飲み会の席では面白いだろうけど、 本という形に残る形ではNGなんじゃ…とか思ったり。けど、それもまた現場の人間のリアルな言葉なのかな。2015/11/25
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