出版社内容情報
橋田壽賀子さん（８５）が波乱万丈の自らの生い立ちから得た生きるヒント。代表作「おしん」の名前に込められた芯、心、身、辛、等の１２の言葉から、生きるための智恵と勇気を紐解く。
内容説明
「おしん」が悩める日本人にいっておきたかったこと。ほんとうの豊かさ、幸せとは―「生き方」と「老い方」を見失ったすべての日本人に捧げる８５歳・著者渾身のラストメッセージ。
目次
真―真心を込めて毎日を生きていますか？
芯―揺るぎない芯を持っていますか？
信―譲れない信念がありますか？
親―親子の関係をわきまえていますか？
心―心に鬼を飼っていませんか？
深―深謝する気持ちを忘れていませんか？
慎―慎みという女の武器を知っていますか？
神―あなただけに見える神様がいますか？
身―健康な身体を保つ努力をしていますか？
伸―伸び縮みの人生を楽しんでいますか？
辛―辛抱という名の灯りをともしていますか？
新―新たな自分探しをしていますか？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみこ
8
人生の先輩、女の先輩。の言葉として 面白く読めた。2013/08/14
Humbaba
6
一人ではできないことも、二人であれば成し遂げることが出来る。例え直接的には仕事に関わりがないとしても、自分がその仕事に専心できるという環境を作ってくれただけでも、かけがえの無い価値がある。ずっとそれをもらっていると当たり前のように感じて感謝の心を失いがちだが、常に感謝する心を持つからこそ関係性が保たれる。2015/02/13
千頼
2
おしんを読んだことも観たこともないのに、なぜか苦労を乗り越えてきた昭和の話‥という印象を持っていた。だけど実際は身の丈に合った暮らしを思い出すことがテーマであり、令和の時代こそ観るべきなのではないかと感じた。芯はもつけど心をなくさず、真と慎を忘れずにもう一度頑張ってみようと思った。【図書館本】2024/11/01
ムーミン
2
ドラマに込めた作家の思いがよく理解できる歳になりました。 2015/11/24
happykyo55
2
おしんって懐かしい響き。 もう、２８年前になるんだ！タイトルに興味持って読ませてもらった。 内容は、今まで語り続けられてるお話もあったが、あの｢おしん｣で伝えたかったこととは、裏腹に人々の思いは、逆の方向に走り 、残念に感じられてるからこそ、「今」という時代を大切にして欲しい一心で書かれた一冊なのだ。 １２章にわたり「しん」で語られてる今、８６歳になられてる橋田さんの思いの丈が感じられた。 2011/10/26
