内容説明
愛に導かれて幸せに生きる法。全世界で二千万人が読んだ大ベストセラーを完全新訳&解釈ガイド。
目次
エッセイ愛に咲く花(柳澤桂子)
カリール・ジブラン著『預言者』(訳・柳澤桂子)
著者等紹介
柳澤桂子[ヤナギサワケイコ]
生命科学者・歌人。コロンビア大学大学院博士課程修了、Ph.D.を得て帰国。世界に先駆ける発生学研究の途上で原因不明の難病に冒され、闘病生活は今も続く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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モリー
66
【よく生きたい!】と強く思うのはどんなときだろうか。私の場合、それは、失敗を重ねて後悔したときだ。それはどんな時か。仕事が辛い時、夫婦喧嘩した時、子育てに悩む時・・・。そんな時、誰かに【よく生きる智慧】を授けてほしいと願わずにはいられない。さて、この本のタイトルは、ずばり、「よく生きる智慧」である。愛、結婚、子供、働くこと・・・。私たちが人生において直面する様々な場面で、失敗を乗り越える智慧を授けられるならば、ありがたい。が、ありがたさは、有り難しであった。詩の形式で書き記された智慧は、解読が容易でない。2023/09/11
yomineko@ヴィタリにゃん
21
聖書のことばのように、預言者の心が伝わってきた。柳澤桂子さんは「認められぬ病」で知ったのだが病に苦しみながらも精力的に活動されているのが心にしみる。2019/01/08
Gotoran
14
装幀の「白い薔薇と背景の紫」が印象的で中味を予感させる。エッセイ「愛に咲く花」(著者が『預言者』から授けられた「よく生きる」ための言葉の花束)とカリール・ジブランの『預言者』の翻訳。20年以上前、原因不明の難病を患い、医師からのずさんな扱い、家族との軋轢で、身も心もぼろぼろとなった中で、出会った『預言者』の「愛について」の最後の2行「一日のおわりには、あなたの愛するもののためにこころで祈り、感謝の歌を歌いながら眠りにつくようなもの。」で救われたと。カリールの思想は、「人間の自我は進化する」という↓2012/09/17
riviere(りびえーる)
12
レバノン生まれの詩人カリール・ジブランの詩編『預言者』に訳者のエッセーが付け加えられている。私がこの詩を知ったのは個人的に好きな神谷美恵子氏の訳があることから。でも柳澤版もそれはそれでよかった。著名な生命科学者であり歌人の柳澤氏が原因不明の病にかかり、職を去り苦悩の中で出会ったのが『預言者』だとのこと。「大輪の白薔薇が無垢な輝きを放つかのように」感じられたこの詩との出会いの印象が表紙になっている。神谷美恵子氏訳も読みたい。2017/08/10
joyjoy
5
働くことについて、が、心に響いた。今、悩んでいるからか。繰り返し読みたい。2019/05/07