内容説明
開館15周年を迎えた江戸東京博物館館長が軽妙に語り紡いだ、知らなくても懐かしい「江戸文化」の真髄。
目次
序章 江戸の包容力
第1章 「粋」と「意地」の江戸文化
第2章 人生も暮らしも余裕たっぷり
第3章 江戸をまるごと沸騰させた「赤穂事件」
第4章 心を豊かにする町の景色
第5章 家康公の遺産が息づく空間
おわりに 江戸の文化と心を伝えて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yoshihiro Yamamoto
2
B+ 職場のスタッフのゼミの先生だったということで勧められて2冊目を読んだ。対談相手にビートたけしや小沢昭一が登場し楽しく読んだ。幕府は娯楽を認めなかったので、相撲興行は寺社の修復のための「勧進相撲」として行われていたこと。「出世をしなくていい」と考えていた多くの武士の存在と江戸文化。「三行半」は再婚保証書。落語の「長屋の花見」は貧乏長屋と金持ち長屋の対比を聴く。長屋(九尺三間)の家賃は安く、1月で銭1貫文で2日分の日当。300坪の敷地に30軒ほどの長屋があり、その鬼門にはお稲荷さんがある。町人地15%。2018/05/25
果てなき冒険たまこ
1
特によく考えずにタイトルだけでグルメ本だと思って読んだ(笑)実はとっても良くお世話になってる江戸東京博物館前館長の対談集だったんだけどこれがめっぽう面白かった。ビートたけしだの18代徳川宗家当主と盛りだくさん。なんか落としどころにん?と思うのが数編あったけどどこかのコラムに掲載された奴だったようだ。それでも十分面白かったな、もう著者さんは亡くなってるみたいだけど少し続けて読んでみようかな(というのばかりになっている今日この頃)2022/12/11
はひへほ
1
注釈をつけてくれると分かりやすいのに……って思うことが多々あった。2013/11/05
立て邦彦
0
いろんなひととの江戸談義。清水建設の会長のかたとのお話が興味深かった。ちょっと見方がユニークかな。2016/01/31
名木あゆみ
0
初出がバラバラなせいか、一冊の本としてはちょっと読みにくかったです。たけしさんとの対談が一番面白かった!特に江戸の税金の話が…(笑)。2010/10/23