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エースの品格―一流と二流の違いとは

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093877787
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0095

内容説明

野村克也が語る組織にとってのエースの存在意義。「稲尾、杉浦、江夏らは真のエースだった。阪神の藤川は、あの一投でまだまだだと感じた」。大ベストセラー『野村ノート』に続く名将の「人と組織論」。

目次

第1章 稲尾、杉浦の凄さ
第2章 勝者と敗者の分岐点
第3章 ヤクルト時代に見たエースたち
第4章 エースも四番もいなかった阪神
第5章 「エース」と指導者の関係
第6章 田中将大は“真のエース”になれるか

著者等紹介

野村克也[ノムラカツヤ]
1935年6月29日、京都府に生まれる。54年、京都府立峰山高校からテスト生として南海ホークスに入団。3年目から正捕手に定着。65年に戦後初めて三冠王に輝く。70年、選手兼監督に就任。後にロッテ・オリオンズ、西武ライオンズでプレーし、80年のシーズンを最後に引退する。三冠王1回、MVP5回、首位打者1回、本塁打王9回、打点王7回など、タイトル多数。89年、野球殿堂入り、90年よりヤクルトスワローズの監督として現場復帰。弱小球団を三度日本一へと導いた。99年、阪神タイガース監督に就任。3年間監督を務めた後、02年、社会人野球シダックスのゼネラル・マネージャー兼監督に。06年、東北楽天ゴールデンイーグルス監督に就任する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

221
やはりノムさんの本はいつも野球について真剣に考えた上で出てきてる言葉だなと思う。楽天の監督時代に書かれたようだけど本当に楽天も強い球団になったしマー君も出来過ぎなくらいの活躍だし、監督業の集大成だな。2019/02/10

ジェンダー

34
選手を獲得したからといってみんながみんな活躍するとは限らない。特にヤクルトでも阪神時代でもそうだけど取りたい選手はスカウトが押している選手を獲得しても怪我歴があったり、キャンプですぐに怪我をするなど特に阪神時代の選手の取り方の酷さに驚きました。星野さんに変わったことで強くなったけど指導者が変わるだけでこんなに変わるのかと驚きました。野村さんの選手に対する関わった選手との逸話が書かれていて興味深く読めましたもちろん理論づくでやって行くのは大事だけど人間としての品格が技術以上に大事だという事を改めて感じました2013/11/13

ふ~@豆板醤

31
野球には明るくない私でも心打たれた。ノムさんの頭脳派ぶりに驚き。ピッチャーVSバッターのドラマを"野球の私物化"と評したり、なかなか切れ味が鋭かった。「人間的成長なくして技術的進歩はない」「小事が大事を失わせる」「欲から入って、欲から離れる」「人生、意気に感ず」「教えないコーチこそ名コーチ」「エースや四番という"組織の中心となるべき選手"は、チームの鑑でなければならない」など名言に溢れていて日常を反省させられる本だった。2017/02/07

山下哲実

26
素直な気持ちで学び、研究熱心で問題意識を持って考え抜く習慣が身に付いていることが事を成し遂げる人の条件であるらしい。2015/09/06

再び読書

25
良くも悪くもいつもの野村節。人としての品格がもっとも重要視されるという最終結論に落ち着く。伊藤智仁が確かに凄い投手だとは思ったが、これほど野村氏が評価していたとは以外だった。野村氏の「エースの品格」の条件にはチームの為の鑑になる、痛かろうと、苦しかろうと、登板して結果を出していくという内容も書かれているが、これは野村氏も反省している通り岡林の投手生命を削った事実もある。指導者はこの事を肝に銘じて欲しい。人として先輩(前監督)への敬意も重要で、人の品格とも言える。人生の坂の一つにまさかが有るとは秀逸2013/04/21

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