つばさよつばさ

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093877442
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

いつのころからか一年のうち三分の一は旅をするようになった。かつて夢見た「旅先作家」暮らし。笑い、感動、涙。あふれだす言葉が、あなたの心にしみわたる。世界各国の旅の空の下で綴った珠玉の40編。

内容説明

一年の三分の一を羈旅の空に過ごしている。「旅」を綴った珠玉のエッセイ集。

目次

旅先作家
成田まで
台北の街角で
東北の関羽
「磨刀雨」と「白毛風」
マイ・ファースト・フライト
「EVER VENDING STORY」
あぐら
水あたりと泥棒
混浴の思想〔ほか〕

著者等紹介

浅田次郎[アサダジロウ]
作家。日本ペンクラブ専務理事、日本文藝家協会理事。1951年、東京都に生まれる。『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、『鉄道員』で直木賞、『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、『お腹召しませ』で中央公論文芸賞・司馬遼太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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tulip

60
このエッセイ一冊で浅田次郎さんの性格や趣味がわかって面白かった。娘さんとの旅行は勝手過ぎてあんまりだと思いましたが。それにしても取材や講演でこんなにも空を飛び回るとは、羨ましい限り。還暦の同窓会パリ行きは実現したのかな。星と魚の話をしてくれたというガイドのナジャは、チュニジアでうどん屋を開いたかな。2021/02/20

カーミン

37
JAL機関誌に掲載された、旅にまつわるエッセイ40篇。普通の凡人ならば見過ごしたり無感動のまま過ぎていくような出来事を浅田さんならではの筆調で面白おかしく書かれている。軽快でかつ重厚、読んでいて小気味良い!函館の夜景やラスベガスのネオン、チロルの混浴サウナ。行ってみたい場所が沢山ある。この本は、家で黙々と読むよりも、列車の車窓から外を眺めながら読んだ方がいいかも!2020/11/02

かんらんしゃ🎡

34
★『あぐら』と『一家団欒』は、作家らしく歴史の知識と漢字の意味から推理をして自説を披露する。真とも偽ともつかないが、このあたりの発見と軽妙さは知的な好奇心もくすぐり作家としての面目躍如、好きな清水義範に通ずるところがある。★エッセイも40本と読めばその人となりが分かる。自信過多でわがままな性格が透けて見えたわ。プリズンホテルの木戸孝之介まんまだ。(笑)2020/11/21

しのさー

22
JALグループ『SKYWARD』の連載エッセイ 楽しい内容で旅に出かけたくなる 「私がラスベガスに通う目的は、一にかかって自己の喪失である。旅慣れぬ人は自己の確認をしようとし、ために旅を甚だつまらぬものにしてしまう…(略)」ここらを読んでハッとした 四角い家と竪穴式の円い家の違いについてや、日本に自販機が多い理由などの考えも腑に落ちる 浅田さんは活字中毒で一日一冊読むのが習慣、速読家ではないが一日四時間くらいあれば十分とあった 四時間かぁ…二日に一冊くらいで読めたらいいな思う2023/05/13

chatnoir

21
読書には感動よりもへぇ~を求めるので、この方のエッセイは大好き。年に何回海外旅行しているの?馬主なの?お嬢さんはお医者さん?自分では絶対できない体験がギッシリ。キャビアの話、水戸黄門の話、不思議なお爺さんの不思議な発言に悩まされる話が面白かった。心に残ったのは、ちゃんと握手してありがとうと言えるまで、海外に出る権利はあっても資格はないって話。日本の若い人の甘えぶりは話で聞いただけでも、嫌な気分になる。何かをしていただけるのは当たり前じゃないんだよ...その気持ちと骨折りにちゃんと感謝しないといけないよね。2019/01/09

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