内容説明
私はもう、自分の名前が書けません。でも、話すこと、歌うことはできます。―働き盛りの52歳で若年性アルツハイマーを発症した著者がやっとの思いでつかんだ、「人生の第2ステージ」とは。
目次
prologue 降っても、晴れても、一人で通います。―太田正博の履歴書
1 発症―私は病気かもしれない
2 告知―長いモヤモヤからの脱却
3 私の使命―認知症のエンターテイナーとして
4 認知症と私―明るく生きるための工夫
5 マイウェイ―今、このときにできること
著者等紹介
太田正博[オオタマサヒロ]
1949年福井県生まれ。「認知症を語る会」代表。日本福祉大学卒業後、長崎県職員となり、長年にわたり福祉関係の職に就く。2002年、若年性アルツハイマー型認知症の診断、2004年、診断告知を受ける。2005年3月に県を退職後、主治医・菅崎弘之氏と作業療法士・上村真紀氏とともに講演活動をスタート
菅崎弘之[スガサキヒロユキ]
1962年東京都生まれ。精神科医、すがさきクリニック院長。長崎大学医学部を経て、同大学院を卒業。2001年すがさきクリニックを開業。(社)認知症の人と家族の会長崎県支部顧問。長崎大学医学部非常勤講師、長崎認知症研究会代表世話人
上村真紀[ウエムラマキ]
長崎県生まれ。作業療法士、すがさきクリニック精神科デイケア「それいゆ」部長。1990年長崎大学医療技術短期大学部作業療法学科卒業。2001年からすがさきクリニックに勤務。日本作業療法士協会認定作業療法士、SST(Social Skills Training:生活技能訓練)普及協会認定講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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