出版社内容情報
作家山口瞳夫人が初めて明かす本当の瞳さん
直木賞作家・山口瞳夫人が初めて明かす「本当の瞳さん」。2人は昭和21年に、開設されたばかりの鎌倉の学校で出会った。大恋愛の末、2人は結婚。小さな出版社の編集者だった夫はその後、サントリーの宣伝課に転職する。大企業に入れたことで安穏とした、小市民的な生活を手に入れることができたと妻は安堵していた。ところが、週末の夜に社宅の寝室兼居間で書いていた『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞を受賞。作家に転身し、安穏とした生活が一転する……。 19歳と18歳で出会ったときから別れまでを、妻しか知りえないさまざまなエピソードをまじえつつ、夫がそのとき何を悩み苦しみ、何を喜んだのか――妻の視線で直木賞作家・山口瞳の素顔を綴った。
内容説明
作家・山口瞳夫人が初めて明かした「本当の瞳さん」。１９歳と１８歳での出会い、新婚生活、家族の軋轢、作家の妻としての内助から夫婦の葛藤、そして別れ―。作家・山口瞳との四十九年間を語る。
目次
序章
出会い
結婚
直木賞受賞
家族
国立に移転
人殺し
血族
文壇の先輩
別れ
著者等紹介
山口治子［ヤマグチハルコ］
昭和２年８月１８日東京生まれ。昭和２０年３月、東京都立第一高等女学校卒業。昭和２１年５月、鎌倉アカデミア入学。昭和２４年５月２８日、山口瞳（昭和元年１１月３日東京生まれ）と結婚（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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