間違いだらけの英語学習―常識38のウソとマコト

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093875677
  • NDC分類 830.7
  • Cコード C0037

出版社内容情報

英語改革論の謬見を正し、克服策を提示する

英語学習に関する従来の常識のウソを暴き、なぜ日本人の英語力が弱いかを解説しつつ、他方で、音読と多読による徹底的な入力重視の観点から、本物の英語力を身につけるための具体的な学習法を提示した実践的教育論。

常識38のウソとマコト

目次

第1部 日本人の英語力の実際について(最近の日本人、特に若い人たちは物怖じしないせいか、ずいぶんスピーキングはうまくなりましたね。;日本人は英語の知識は十分もっている。ただ恥ずかしがりやなだけだ。;英語はしょせんはコミュニケーションの手段、意味が通じればいい。 ほか)
第2部 具体的な英語の学習法について(百人いれば百通りの学習法があると思うのです。;英会話力をつけるためには英会話やオーラル・コミュニケーションの授業を増やせばよい。;間違いを恐れずにどんどんしゃべること。積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度こそ大切だ。 ほか)
第3部 今後の英語教育について(小学校から始めれば上達する。;ゆとりが大切だ。子供は音を上げているではないか。;英語を公用語化すれば日本人の英語力は向上する。 ほか)

著者等紹介

近江誠[オウミマコト]
1941年静岡県生まれ。南山大学英語学英文学科卒業。愛知県立時習館高校教諭を経て、フルブライト留学生として渡米。ボール州立大学、インディアナ大学大学院で「演劇・スピーチ学」を専攻、修士号を取得。1988年コロンビア大学客員研究員。南山短期大学教授、日本コミュニケーション学会会長。名スピーチや名せりふを解釈し、その人の気持ちになりきって朗読させるという独自のメソッドは、学生のTOEFLの点数を2年間で飛躍的に向上させる効果を生んでいる
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

N

1
「英語はコミュニケーションの手段だ。筆記はできるのにシャイで話せない日本人のために、文法よりもオーラルコミュニケーションを重点的に、早期から学ぶべきだ」というような英語学習の流行を切って捨てた本。実際の英語学習の問題は「入力」が足りないこと。多読、多聴、音読、内容を引き寄せて反復練習することが肝心。2016/05/31

上り下り澱

0
筆者によれば日本の英語教育は量、質ともに最低限に届いていないという。TOEICや英検などのペーパーテストでは「どれだけ情報を受け取れるか、発信できるか」を測ることはできるけど、「どれだけ感情を受け取れるか、発信できるか」は測定できない。だけれども日本語でもそうだが日常会話は「明日の天気はなにか」などの情報交換よりも感情のやりとりの方がウェイトが重い。英語で異性を口説く。英語で口喧嘩して相手を任す。英語で自社製品を売り込むなどの能力はペーパーテストとは別の物差しで測る必要がある。2016/12/30

マッキー

0
「常識」といっても例外が沢山あるのが当たり前なので、ウソかマコトか決めるのは難しいのでは。例えば、教材としてはモノローグがよいという意見も、各素材によってはモノローグでもつまらないものもあれば、会話から成るものでも面白くて役に立つ場合もあるはず。2012/07/08

pi_nika

0
英語の学習方法について。日本人が英語が上手くならない理由を解説し、英語教育者としてお勧めの方法を紹介する。 タイトルは「常識のウソとマコト」とあるが、ほぼ全部の「常識」はNOで答える構成は微妙だ。2011/10/28

ひょくたん

0
6年前の本ですが、世の中で言われている英語学習の諸説を そうじゃないよ、と諭す内容になっています。 著者の方の主張の中で 英語はインプットが大事である。 教材としてはモノローグがよい。 この二点が心に残りました。 インプットしていないものはアウトプットはできない。 この当たり前の事実にあらためて遭遇し、 英語の本(NOT 学習法の本)でも、もう一度読んでみようかなと 思っています。 2011/06/05

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