菜穂へ、そして未来を絶たれた天使たちへ

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093874670
  • NDC分類 498.12
  • Cコード C0095

出版社内容情報

うつぶせ寝窒息死で、たった一日でわが子を亡くした母親が「死因はSIDS(乳幼児突然死症候群)」と言い逃れる医療機関を仲間とともに追いつめる!次々と明らかにされる事故や虐待。手に汗握る10年の記録。

待望の出産。しかしわが子は一度抱いただけで翌日、死んでしまった。原因はうつぶせ寝による窒息死。病院は「死因はSIDS(乳幼児突然死症候群)だから責任はない」と言いだした。疑問を抱いた主人公は、たった一人で調べ始める。スチュワーデスという仕事がら、国内外の病院を訪ね取材を重ねると、日本の赤ちゃんの危険な環境が分かってきた。そして、似たような事故が全国で頻発していた。仲間と出会い、会をつくり、ついには司法や国を動かして、SIDS死亡率が半減することになった。自分たちの赤ちゃんを使ったうつぶせ寝実験、変装して病院に潜入調査など、手に汗握る涙と勇気の感動手記。「私たちが変えていかなければ…」と闘った母親たちの10年の貴重な記録。

内容説明

うつぶせ寝窒息死で、たった一日でわが子を亡くした母親が「死因はSIDS(乳幼児突然死症候群)」と言い逃れる医療機関を仲間とともに追いつめる!闇に葬られようとしていた虐待や過失事故を明らかにし、被害者・患者側にあまりにも理不尽な司法制度の改革を迫る!そして、ついに国を動かした!母親たちの涙と勇気の10年の行動記録。

目次

第1章 たった一日の命
第2章 わが子の死の真相を知りたい
第3章 正しい裁きを求めて
第4章 もう赤ちゃんは死なせない
第5章 ママたちの10年戦争
第6章 子どもからの宿題

著者等紹介

櫛毛冨久美[クシゲフクミ]
1959年徳島県生まれ。秘書室OLを経て日本航空客室乗務員として勤務。84年結婚。産休後も乗務し、96年に退職。ふたりの娘の母。娘の死を契機に仲間と1995年「うつぶせ寝を考える会」を発足。後に「赤ちゃんの急死を考える会」に引き継がれ、事務局長として会の運営や支援活動を行なう。近年はほかに、各種の公聴会の意見陳述人や、保育園や司法改革に関する講演会の講師として招かれ発言する

油井香代子[ユイカヨコ]
ジャーナリスト。長野県生まれ。明治大学大学院修士課程修了。出版社、編集プロダクション勤務を経て、フリーになる。医療、健康、女性問題をテーマに新聞、週刊誌、月刊誌等に執筆
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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