出版社内容情報
学生運動の闘士と恋に落ちて妊娠、獄中結婚。離婚の危機を乗り越え、東京と鴨川の二元生活で心地よい夫婦関係を築いたものの、やがて夫はガンに冒され、闘いの果てに他界。孤独から立ち直って強く生きる姿を描く。
東大在学中に歌手デビューした登紀子は、学生運動の闘士藤本敏夫と恋に落ちる。しかし、妊娠が発覚したとき恋人は獄中の人となっていた。悩んだ末に獄中結婚を決意し、一人で子どもを産み、育てながら夫の出所を待つ。2年半後に出所してきた夫のために、登紀子は誠心誠意つくすが、少しずつズレが生じ、離婚の危機を迎える。 心の底のわだかまりをすべて吐きだしてぶつけ合い、 離婚の危機 を乗り越え、鴨川と東京の二元生活で心地よい夫婦関係を築いたものの、夫はガンに冒され他界。夫婦二人三脚で果敢にガンと闘う姿は、読む人の心を打つ。 夫婦の35年の軌跡を描いた本書は、本当の夫婦愛とは何か、人生で大切なことは何かを問いかけてくる。
内容説明
学生運動の闘士との恋、妊娠、獄中結婚。東京と鴨川の二元生活、離婚の危機、夫はガンとの闘いの果てに逝った…。
目次
1 出発
2 運命
3 抱擁
4 選択
5 未来
6 永訣
著者等紹介
加藤登紀子[カトウトキコ]
1943年ハルピンで生まれる。東京大学在学中、第二回日本アマチュアシャンソンコンクールで優勝し、歌手デビュー。「赤い風船」でレコード大賞新人賞受賞。1969年「ひとり寝の子守唄」、1971年「知床旅情」で、日本レコード大賞歌唱賞を受賞。「灰色の瞳」、「時代遅れの酒場」、「わが人生に悔いなし」、「百万本のバラ」などヒット曲多数。2000年より国連環境計画(UNEP)の親善大使に就任。2000年に地球環境サミットに参加
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