出版社内容情報
ほんとうの豊かさを与えてくれる「ほどよい不便」を、もういちど私たちの暮らしに取り戻すために、さまざまな生活術を提案します。四季折々の手仕事とその道具を通して、本物の「スローライフ」を楽しんでみませんか。
いま、私たちの暮らしが大きな曲がり角を迎えています。生活の全般で自然を慈しみ、自然のペースに合わせた「スローライフ」を考えることがぜひとも必要になっています。自然とともにある本当に豊かな生活。じつはそのような暮らしは、本来、日本人が長い時間の中で培い、知恵と技術を貯え、受け継いできたものなのです。 季節の流れを自分の五感で感じながら、自然素材で作られた道具と向き合い、暮らしに役立てていく工夫。いまこそ見直したい豊かな生活術を、長年にわたって自然と暮らしを見つめ続け、自ら実践している二部治身さんに紹介していただきます。
内容説明
自然と暮らす、手仕事と道具。二部治身流スローライフのすすめ。
目次
当たり前の暮らしを取り戻すために
集める
切る・下ろす
擂る
握る・包む
干す
漬ける
振る舞う
盛る
賄う・選ぶ〔ほか〕
著者等紹介
二部治身[ニベハルミ]
1940年、香川県高松市生まれ。日本古来の花や道端の草花に早くから注目し、挿花家(そうかか)として活躍。畑で花や野菜をつくる生活を通して、料理、道具、手仕事、アートなど、さまざまな分野で、自然とともにある暮らしを提案している
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
pino
58
心がしんどい時に読む。ちょっと不便にこだわってみたいと言うニ部さんの普段の生活が垣間見える。ネパールの女性が糸屑を集めて紡いだセーターを「チベットのミッソーニ」と呼ぶセンスがいいな。二部さんのお宅には道具がたくさん。だけど心地よさそう。包丁も箒も鍋も使い込まれ生活のパートナーとして活躍している。不便でもひと手間かける事で生活に味が出て面白くなってる。二部さんは落ち込んだ時、足元を見つめ、知恵を働かせ日々の生活の中から楽しみを見つけると言う。癒しとは違う。陽だまりにいるような、ニ部さんの言葉が心にしみる。2012/06/08
カザリ
31
感想はこちら→http://hagananae.hatenablog.com/entry/2017/05/13/1732312017/05/13
Humbaba
8
自然と一緒に生活をする。それは、贅沢な暮らしではなく、また、便利という意味でもあまり恵まれてはいないかも知れない。しかし、日々の季節の移ろいを感じられる、という意味でものに囲まれて過ごすよりも贅沢で、幸福な時間を過ごすことができているといえるかもしれない。2013/09/29
バーベナ
5
四季折々の野花を飾り、自然とともに暮らす著者。リビングにどんぐりが落ちてくるなんて素敵だなと思う。2011/11/22
mayumi
2
自然に近い、こんな生活にあこがれです。2012/05/22
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