出版社内容情報
末期的都市に生きる歌人・穂村弘。バブルのただなかに青春を過ごし、「自分かわいさ」をひたすら突き詰めて生きてきた。「世界」に憧れつつ「世界」に入っていけない「青春ゾンビ」の日常と心情を赤裸々に綴る、爆笑そして落涙の告白的エッセイ。
歌人、穂村弘は三十九歳。バブルのただなかに青春を過ごし、気がつくと独身、総務課長代理だ。母親が部屋の前に置いた菓子パンをベッドでむさぼり食い、自己啓発本とビタミンを青汁とともに服用し、十五年間窓を開けていない部屋で漫画とエロ本に囲まれつつ、インターネットで昔の恋人の名前を検索する日々。「自分かわいさ」をひたすら突き詰めて生きてきた僕たちは、今、回転寿司屋のカウンターで、永遠に回る寿司の輪廻をひとり見つめている。人生って、これでぜんぶなのか、すばらしいことって、いったい何だったのか。「世界」に憧れつつも「世界」に入っていけない「青春ゾンビ」の日常と心情を赤裸々に綴る、爆笑そして落涙の告白的エッセイ。
内容説明
僕は青春ゾンビ、僕は恋愛幽霊。末期的都市に生きる歌人、穂村弘(39歳・独身・総務課長代理)。寿司屋で注文無視されて、夜中に菓子パンむさぼり食い、青汁ビタミン服用しつつ、ネットで昔の恋人捜す。唖然呆然、爆笑そして落涙の告白的エッセイ。
目次
一億年後の誕生日
回転寿司屋にて
豚年の年賀状
嘘眼鏡
母
ビタミン小僧
一秒で、
あんパン
世界音痴
再び、世界音痴〔ほか〕
著者等紹介
穂村弘[ホムラヒロシ]
1962年札幌生。上智大学文学部英文科卒。1990年、歌集『シンジケート』(沖積舎)でデビュー。絵本翻訳も多数
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