出版社内容情報
自然の中で行われる総合的な体験学習である野外教育は、健全な青少年の育成にとってますます重要になっています。野外教育の理論と実践を、200のQ&A形式でやさしく解説する、初めての体系的な入門書です。
近年、自然の中での遊びや体験や学習の重要性が叫ばれるようになってきました。自然の中で行われる総合的な学習活動である野外教育を文部省も重視し、平成9年より7月20日からの1ヶ月を「青少年の野外教育体験月間」とし、野外教育を推進するための一大キャンペーンを開始しました。野外教育を職業とする民間教育事業者の動きも活発になってきています。本書は、教師、学生をおもな対象として、野外教育の理論をQ＆A形式で優しく解説する、初めての入門書です。読者は野外教育に関わる幅広い人々を想定しています。
内容説明
自然の中での総合的な体験学習、野外教育を、２００のＱ＆Ａで解説。
目次
第１章 野外教育って、何？
第２章 野外教育の指導者
第３章 野外教育プログラムの企画・運営・評価
第４章 野外教育と体験学習法
第５章 野外教育の安全管理
第６章 学校教育と野外教育
第７章 野外教育の道具箱
著者等紹介
星野敏男［ホシノトシオ］
明治大学経営学部教授。１９５１年栃木県鹿沼市生まれ。東京教育大学野外運動研究室でキャンプやスキー、登山などさまざまな野外活動を経験。筑波大学大学院で野外教育を研究。野外教育全国会議（野外教育フォーラム）実行委員長、日本野外教育学会理事、日本キャンプ協会理事。静岡県でのフロンティア・アドベンチャーキャンプのキャンプ長も１１年間務める。野外活動や野外教育に関する著書、論文多数
川嶋直［カワシマタダシ］
（財）キープ協会常務理事、環境教育事業部長。１９５３年東京都調布市生まれ。山梨県の西北、八ヶ岳の麓「清里高原」にて、１９８４年から自然体験型の環境教育プログラムを実施している。「自然と人間の橋渡し役」といわれる「インタープリテーション」を職業にしている。（社）日本環境教育フォーラム理事、自然体験活動推進協議会理事
平野吉直［ヒラノヨシナオ］
信州大学教育学部助教授。１９５６年愛知県名古屋市生まれ。筑波大学体育科学系、国立那須甲子少年自然の家、文部省生涯学習局青少年教育課を経て、１９９７年より信州大学教育学部生涯スポーツ課程野外教育専攻を担当している。日本野外教育学会理事。最近の調査報告に、いずれも文部省委嘱調査研究（代表）として「青少年の野外教育指導者の体系的養成カリキュラムに関する研究開発報告書」「子どもの体験活動等に関するアンケート調査報告書」「子どもの体験活動等に関する国際比較調査」などがある
佐藤初雄［サトウハツオ］
ＮＰＯ法人国際自然大学校代表。１９５６年東京都福生市生まれ。国際自然大学校の東京校、山梨県日野春校、群馬県にいはる自然学校で活動を展開。（株）ノッツ代表取締役、日本アウトドアネットワーク事務局長、（社）日本環境教育フォーラム理事、日本野外教育学会理事、自然体験活動推進協議会副代表理事
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