車いすでアジア

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093873260
  • NDC分類 292.09
  • Cコード C0095

出版社内容情報

23歳で全身マヒになった重度障害者が、まだ見ぬガンジス河を心の支えにリハビリを続け、1998年秋、まずネパールへ出発。そこで出会った18歳のジュカライを介護人に、アジア8か国1年間の旅を続けた感動の手記。

 23歳で全身マヒになった著者が、7年後、車いすで8カ国1年間のバックパック旅行にでた。介護者には見ず知らずの外国人を、と決めた。ネパールで出会ったジュカライは18歳の大学生。若すぎる、頼りない、でも、純粋で好感が持てる。「彼となら一緒に旅ができそうだ」不安と期待が相半ばする旅立ちだった。 ガンジスでの沐浴、ジュカライが見た初めての海、ネパール人という理由で生じたビザ取得の障害……。迷い、悩み、ぶつかり合い、ジュカライを思いやりながらも、「生きる力を取り戻すため」という自分の旅の意味を、本当には伝えきれないもどかしさ。行く先々で感動や発見があり、困難や迷いも生じる。そうして二人でつくりあげた旅だった。 帰国後に日記をもとに綴った、介護する側とされる側の戦いの記録。

内容説明

事故で全身マヒになった著者の「命の旅」日記。介護者ジュカライ(十八歳ネパール青年)と一年間の旅へ!ぼくは「生きる力を取り戻す」。

目次

第1章 ガンジス―インド・バラナシ
第2章 旅の始まり―ネパール・バクタプール、ポカラ‐インド・カルカッタ
第3章 海へ―インド・アジャンター、エローラ、コーチン、トリバンドラム
第4章 すれ違い―スリランカ・コロンボ、キャンディ、マータラ‐タイ・バンコク、チェンマイ
第5章 重なる街―カンボジア・プノンペン、シュムリアップ‐タイ・チェンラーイ‐ラオス・ルアンプラバン、ビエンチャン
第6章 旅の終わり―ベトナム・ホーチミン、ハノイ‐チベット・ラサ‐ネパール・バクタプール

著者等紹介

山之内俊夫[ヤマノウチトシオ]
1968年7月29日、宮崎県佐土原町生まれ。87年、宮崎県立宮崎北高校卒。受験勉強を2年続けるのは嫌、と大阪でフリーター生活を始める。ウエイター、運送業、警備員などのバイトでためた資金で、89年7月から5カ月間、中国をバックパック旅行する。90年3月、大阪市北区の不動産会社に就職。91年8月13日、海水浴場での飛び込み事故で頸椎を損傷し、首から下が麻痺する重度障害者に。病院、障害者センターでのリハビリを終え、95年9月、NPO団体「自立ステーション・つばさ」の支援を受け、東京都多摩市で一人暮らしを始める。「自立ステーション・つばさ」メンバー、「多摩市公的介護保障要求者組合」メンバー、「多摩市福祉の街造り協議会」メンバーとして活動。現在、宮崎県宮崎郡佐土原町の実家で両親と同居。「障害者が気軽に利用できる民宿づくり」を夢に、2000年内に宮崎市で一人暮らしを始める予定
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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犬鍋猫次郎

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読んでいる人が少ないことがまず残念です 再読しますね間違いなく 山之内さんは物書きではないので旅の本はこういう一般の人が書いたものの方がストレートで面白いです 内容はタイトル通りです アジアの旅が好きな人は是非とも読んでください 深くは書かれていませんが旅自体は障害者も健常者もかわりなく困難に突き当たる 当たり前の旅でした 読みやすいです2014/01/09

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