出版社内容情報
結核菌の再興、入院中の黄色プドウ球菌の感染など、人はつねに細菌に狙われている。本書は感染症研究の第一人者・本田武司教授とケニアでアフリカの感染症の研究にあたった飯島義雄氏が、29の感染症の病原体を明らかにし、予防法や治療法を具体的に提示。
人と細菌の闘いの歴史は果てしない。かつて滅亡したといわれていた結核菌が再興したり、入院中にMRSA(黄色ブドウ球菌)に感染したり、我々の周囲はつねに細菌に狙われている。本書は感染症研究の第一人者本田武司阪大教授とケニアで数年間アフリカの感染症の研究にあたった飯島義雄氏が、29の感染症の病原体を明らかにし、予防法や治療法を具体的に提示する。内容は第1章が細菌とウイルスの違い、人間と感染症の歴史、新興感染症と再興感染症について。第2章はO-157、ボツリヌス菌など日常に多い感染症について。第3章は身近な感染症対策、21世紀に向けて狭くなった世界の中で、いかに細菌と共存していくかなどをわかりやすく解説する。
内容説明
細菌・ウイルスの猛威から身を守る!O157、MRSA、インフルエンザ、サルモネラ、エイズ、クラミジアなどの病原体・感染経路を明らかにし、予防、治療法を具体的に提示。
目次
第1章 「感染症」とは(今、なぜ感染症が問題となるのか?;人間と感染症の歴史;おもしろ微生物学 ほか)
第2章 われわれを襲う病原微生物(病原性大腸菌O157;結核菌;レジオネラ・ニューモフィラ/在郷軍人病 ほか)
第3章 21世紀を生きる―感染症との闘いに終わりはあるか(われわれを取り巻く微生物;身近な感染対策;今後の感染症対策)