出版社内容情報
演劇人32人が語る21世紀へ向けてのメッセージ。
井上ひさし、野田秀樹、渡辺えり子、唐十郎、木村光一、中根公夫など、素晴らしい舞台を創り続ける劇作家、演出家、プロデューサーたち32人の演劇人のインタビュー集。ここに現代演劇の脳髄がある……。
内容説明
本書は、現代の日本を代表する劇作家、演出家、演劇プロデューサーなど三十二人の演劇人との対談を収めています。対談相手は、戦後新劇を代表する劇作家の一人である矢代静一から、花組芝居を主宰する一九六〇年生まれの加納幸和まで、世代的にも大きな幅があり、その出身母体も、新劇、小劇場、商業演劇、大衆演劇、ミュージカルなど実に多彩です。対談のテーマの一つは「一九八〇年代演劇」です。
目次
矢代静一―いつも神様の存在が気がかりだった
広渡常敏―ブレヒトはチェーホフに似ている
藤田敏雄―ミュージカルの根本はリアリズムである
遠藤啄郎―汎アジア的なる演劇をめざして
木村光一―新劇的なるものの復権
福田善之―ヒト、ヒトガタ、妖かしなるは人形の夢
高橋康也―文化の集積回路としての身体を
福田陽一郎―男と女、今宵は二人きり
山崎正和―アイデンティティーの不安を足場に生きる骨太の演技者
井上ひさし―日本文化の核心は演劇にある〔ほか〕
著者等紹介
扇田昭彦[センダアキヒコ]
1940年、東京都生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒。朝日新聞の学芸部記者、編集委員として、多くの演劇評、ミュージカル評を執筆。現在、演劇評論家、静岡文化芸術大学教授。1997年以降、NHK衛星第二放送の深夜番組「80年代演劇大全集」「20世紀演劇カーテンコール」「新世紀演劇パレード」にレギュラー出演。著書に『開かれた劇場』(晶文社、1976年)、『劇的ルネッサンス』(リブロポート、83年)、『世界は喜劇に傾斜する』(沖積舎、85年)、『現代演劇の航海』(リプロボート、88年、芸術選奨新人賞)、『ビバ!ミュージカル!』(朝日新聞社、94年)、『日本の現代演劇』(岩波新書、95年)、『ミュージカルの時代』(キネマ旬報社、2000年)など
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感想・レビュー
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葛
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