出版社内容情報
合併で消滅したJリーグ横浜フリューゲルスのサポーターたちは幾多の困難を乗り越え、日本初の市民参加型プロサッカーチーム横浜FCを作った。その中心となって活躍した著者がチーム設立までの苦闘を初めて明かした感動のドキュメント。
98年秋、Jリーグの横浜フリューゲルスは、横浜マリノスとの吸収合併により、チーム消滅の危機を迎えました。フリューゲルスのサポーターは、チーム存続に向けて立ち上がりました。存続のために集めた署名は45万人に達し新チーム設立のための基金は6700万円にも上ったのです。99年元旦。チームはそんなサポーターの熱い想いに押されるように、天皇杯優勝を遂げました。その間、存続の望みがなくなった状況の中で、サポーターの有志は、新会社を設立。今度こそ、企業に頼らない市民の、市民による、市民のためのチーム作りを目指したのです。その熱意が日本サッカー協会を動かし、JFLに準会員ながら参加が認められ、99年4月25日、新チーム横浜FCとして、最初のキックオフを迎えることになります。単なる一サポーターにすぎなかった著者は、ひょんなことから、運動に加わり、チームの新会社の代表にまでなってしまいます。本書は自分の全財産まではたいて、自分たちの手で、プロサッカーチームを作ろうとした著者とその周辺の人々の苦闘の物語です。なお、本書の印税はすべて、横浜FCの運営に当てられます。
内容説明
横浜FCは母体企業を持たない、ソシオという制度を基盤にすえた市民プロクラブです。これは日本で初めての試みであり、横浜FCの成否がこれからの日本のスポーツ界の行方を占うといってもいいかもしれません。
目次
第1章 平成11年4月25日13時5分キックオフ
第2章 フリューゲルスが教えてくれたサッカーの魅力
第3章 チーム消滅
第4章 市民の、市民による、市民のためのチームを
第5章 横浜FC誕生
第6章 終わらせない夢
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