光の中へ―視覚障害者の美術館・博物館アクセス

光の中へ―視覚障害者の美術館・博物館アクセス

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  • サイズ B5判/ページ数 220p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784093872430
  • NDC分類 706.9
  • Cコード C0037

出版社内容情報

日本において、視覚障害者の美術館アクセスは新しいテーマだが、欧米では様々なプログラムがある。本書は在日の専門家が、日本の美術館向けに、視覚障害者のガイド法や、教材、プログラム開発を具体的に紹介。

日本の美術館・博物館は視覚障害者にとってけっして開かれた場所ではありません。しかし視覚障害者が芸術作品に接することは、社会全体にとっても、美術館・博物館にとっても意義のあることです。そしてなにより障害者自身にとって、ミュージアムで作品を通じて視覚世界を語り合うことは、それまでほとんど閉ざされていた世界とのつながりを取り戻すことなのです。本書は在日のイギリス人美術ジャーナリストであり、学芸員であり、美術館教育、障害者向け特殊美術教育の専門家である著者が、日本の学芸員、ガイドボランティア向けに書き下ろしたものです。視覚障害者をどのようにガイドするか、作品解釈の方法、どのような教材・プログラムを開発すればよいかを具体的に記述します。美術館・博物館にとっては、視覚障害者のガイドマニュアルとして、バイブルとなりうる本です。主な内容「ミュージアムで視覚障害を持つ鑑賞者を案内する」「タッチ展の成り立ちと、イギリスや日本での取り組みの歴史」「全く見えないとき、部分的には見えるとき」「作品の解釈をする」「彫刻と工芸品を扱う」「絵画と平面作品を扱う」「触って見る展示作品の保護」「触知と音声で理解するための教材づくり」。

目次

序章 「目の見えない私が、なぜ、芸術に関心を持たなければいけないのですか?」
第1章 タッチ展の成り立ちとイギリスや日本での革新的な取り組み
第2章 まったく見えないとき、部分的には見えるとき
第3章 ミュージアムで視覚障害を持つ鑑賞者を案内する
第4章 解釈をする
第5章 彫刻と美術工芸品を扱う
第6章 絵画と平面作品を扱う
第7章 タッチ展の展示作品の保護
第8章 触知と音声による理解のための教材

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