出版社内容情報
建都千二百年を迎えた平安京が、いかにして現在の京都に発展したか、上田正昭・梅原猛など京都にゆかりの深い学者や文化人がその歴史・文化について語る。第二部は中国・韓国の学者をまじえ、平安時代を新しい角度から探る国際シンポジウム。
目次
はじめに 上田正昭
講演会の講師・シンポジウム参加者
平安京の誕生 上田正昭
平安神宮の創建と時代祭 中国の思想と桓武天皇
長岡京放棄の謎 国際色豊かな桓武天皇の朝廷
渡来系氏族と桓武天皇の出自 長安と洛陽をモデルにした都造り
平安京に祀られた神々 韓の神と御神楽
天武系から天智系へ移る皇位 国際都市だった平安京
平安京の風景 村井康彦
最澄と空海 後院の出現
平安定都 平安京の構造
桓武天皇の二度の遷都 都市民の実態
平安京遷都の危機 賜姓皇族の登場
内野の存在と役割 平安京の土地問題
薬子の変 都市文化の発展
譲位のはじめ
王朝のインテリアとファッション 猪熊兼勝
王朝時代の室礼と装束 服飾の歴史
平安宮の主要な建物 束帯の歴史
清涼殿のインテリア 唐衣の衣紋
平安京の幻想 梅原 猛
物語文学を生んだ平安朝 『源氏物語』－悩める
内容説明
国際的視点で解明した、平安建都から都市京都への歴史。平安神宮創建百年・時代祭百年記念講演・国際シンポジウム。
目次
平安京の誕生
平安京の風景
王朝のインテリアとファッション
平安京の幻想
平安京の色と街
平安京の祭りと風流
お茶のこころ
国際シンポジウム「平安京と東アジア」
