出版社内容情報
国連脱退から4年後、孤立したはずの日本が皇紀2600年・東京オリンピック開催の決定を勝ちとった。水面下で、何が起きたのか。戦後50年を経て、国際政治の裏面がついに明かされる。
戦争への道か、スポーツによる国際連帯か。「国連脱退」から4年後、水面下の外交交渉によってついに「皇紀2600年東京オリムピック」開催の正式決定を日本は勝ちとった。孤立していたはずの日本に賛成投票を投じた国はどことどこだったのか。なぜローマに、ロンドンに、ヘルシンキに東京は勝利したか。戦後50年、初めて解き明かされた、剋目の国際政治ドキュメント。
内容説明
今初めて解き明かされる渾身のノンフィクション。「紀元2600年東京オリムピック」決定の謎を追う。国連を脱退し、孤立していたはずの日本は、なぜこれほどの国際的支持を得たのか。
目次
そのとき、昭和天皇は…
それは東京羽田競技場からはじまった
嘉納治五郎の登場
ストックホルムの白夜の中で…
八幡大菩薩よ、我を守り給え
リヨンの夕暮
第一次世界大戦が終った後の「上海新公園」
孤立するドイツ〔ほか〕