出版社内容情報
大好きな女の子に雲をつれてきてあげよう! 少年のファンタスティックな冒険が始まります。山の学校に転校してきたサーカスの少年と、クラスメートや先生との心の交流を描いた力作です。
目次 はじめに 1 その子が来た朝 2 ちょっと変わった先生 3 りつやが学校を休んだわけ 4 空き地にやってきたサーカス 5 学校中が大騒ぎ 6 車椅子の子どもたち 7 りつやとサーカスの話 8 サーカスが始まった 9 父さんの悪口をいわれて 10 ちひろの病気 11 ぬっと現れた影 12 警察がやってきた 13 林間学校の夏休み 14 星の勉強会 15 りんごが燃えた夜 16 サーカスが終わった日 17 りつやの見た夢 18 ちひろを見舞いにいこう 19 岩木山へ登れ 20 心からの祈り 21 雲を連れてきたよ おわりに あとがき
内容説明
生徒の数は500人。先生いれて521人。各学年、2クラスずつのちょっと小さな学校だ。じつはこの物語は、あの小学校で起こったことなのです。とても不思議なことなので、だれも信じてくれません。でもわたしはあのことを、空を見上げるたんびに思い出しますし、なにひとつ忘れません。ちょっと長いお話ですが、なにひとつ忘れずに話すことができますので、それを話してみたいと思います。武田鉄矢が7年かがりで書きあげた、ファンタジック・ワールド。