出版社内容情報
四十年来、京都・西陣の路地裏に、せっせと往診を続ける早川医師。ひとり暮らしを続けるよねさん。三世代同居で過ごすこんばあさん…。人生80年のいま、他人事ではすまされない老人医療・看護のあり方を、路地裏の仁術師早川センセがほのぼのと綴ります。
目次
第一章 支え、支えられて
-老人看護と在宅医療-
向こう三軒両隣 姑
長生きするのもよしあしや 八時だぞォ、全員集合
クジラがエビを看る 二度と行くまい
ひとりをみんなが支える 百歳万歳
ひとりで生きる
第二章 お年寄りに学ぶ
-医療の心、看護の心-
大ばば、中ばば、小ばば(三話) 癌も身の内
医者冥加 ほんまわなぁ~、センセ
天狗の隠れ蓑 おばあちゃんの下取り
今、浦島 たかが往診 されど往診
おいとくりやす 月はおぼろに
第三章 いかに生き、いかに死ぬか
-長寿のコツと大往生-
雀のさえずり 語りべ
長生きも芸のうちや 夢にだに
散らしボケ 三か四か
死にたい病 畳の上で
年に不足はおへんけど 業(ごう)
はるけくも来つるものかは 大往生
あとがき
内容説明
京都の織物の町西陣で、お年寄りを診察して40年。太くたくましく暮らす老人とその家族たちの生きざまを通して、ボケずに長生きするコツと老人医療の問題点を、軽妙でユーモラスなタッチで説く、名物医師の珠玉の読み物。
目次
第1章 支え、支えられて―老人看護と在宅医療
第2章 お年寄りに学ぶ―医療の心、看護の心
第3章 いかに生き、いかに死ぬか―長寿のコツと大往生