あの子にしか行けない天国

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あの子にしか行けない天国

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093868006
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

選んだ未来を、私は正解にできるだろうか。

選んだ未来を、私たちは正解にできるだろうか──。

『Ⅰ』18歳の身体機能・容姿を保ったまま45歳で寿命を迎えるか、『Ⅱ』従来通り老いながら90歳まで生きるか。「選択制度」が発足し、女性は18歳で『Ⅰ』か『Ⅱ』を選ぶことを義務づけられた。『Ⅰ』を象徴する女優の母を持ち、自身も女優を志す紗月と、アイドルに憧れる莉々依。「いつか二人で、それぞれの分野の頂点に立とう」とはしゃぐ親友二人の人生は、その選択を境に分かたれていく。
究極の問いに大胆に踏み込む、『二人一組になってください』著者の集大成であり新境地。

【編集担当からのおすすめ情報】
【推薦の声、続々!】
生涯をかけて考え続けてしまう、問いを投げかけられた。
この作品のことを、「死ぬまで」何度も思い出すと思う。
──高瀬隼子(作家)

この道しかなかったけど
この道以外捨てたから
せめてより良く強く美しく。
真摯に人生に向き合う少女たちの姿に
生きることの眩さを感じ圧倒された。
──宇垣美里(フリーアナウンサー・俳優)

少女にしか語り得ない、かつてなく痛烈な現代批評。魂が削られるようだった。
──麻布競馬場(作家)

若さを、感傷でも勢いでもなく、丸ごとすくい上げる眼差しに、何度も息をのんだ。
大掛かりな仕掛けに脳が喜び、あっという間に読み進めたのだが、やはりそれだけでは終わらなかった。最後のシーンの手触りに、涙が溢れて気が付いた。
そうか、これはチレンちゃんの丸ごとなんだね。
──黒沢ともよ(声優・俳優)


【目次】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

花ママ

56
面白かった。女性のみ18歳を迎えたその日に、18歳の若い容姿のまま健康に過ごせるが、45歳になったとき寿命がつきるというIか、もしくは寿命が尽きるまで生き抜くⅡのいずれかを選択しなければならないという。Ⅰを選択している国民的な清純女優を母に持つ紗月と、アイドルグループのルナに憧れる莉々依は、お互いの美しさを保ちながら夢を叶えるためⅠを選ぶものと思っていたが。最初は近未来のSFかと読み進めるうちに、同様の医学が確立したら、高齢者が増え続ける日本にあり得る話かも。死と生に正面から向きあった良本。2026/10/13

ごみごみ

50
誰にでもいつかは訪れる、老いや死。抗うことは出来ても、逃れることは出来ない。女性が18歳で未来を選択するという制度。私なら絶対にⅡを選ぶ。でもそれは、今の私が人生の半分を過ぎて、充実した40代や50代を過ごしてきたからなのかもしれない。もし私が18歳の時にこの制度が存在していたら、Ⅰの選択も魅力的に思えるのかも。残酷だわ。タイトルの『あの子』はどちらを指すのだろう。どちらを選んだとしても、自分の生き方次第で天国へ行けるということか。2026/10/21

茜

33
若く美しいまま45歳で死ぬか、老いて90歳まで生きるか。歪んだ自由が支配する女性限定の選択制度を描いた、鋭利なディストピア。もし自分が18歳ならどちらを選ぶだろうか。記号的な若さを求められる世界で、私は迷わず老いる道を選びたい。容姿の衰えを引き受けてでも、長い年月でしか得られない無数の経験や人生の余白にこそ、本質的な豊かさがあると思えるからだ。用意された幸福の型にはまるのではなく、泥臭くても自らの人生を生ききること。その覚悟を持った人にしか辿り着けない「天国」がきっとある。2026/11/02

キキ

25
なんか…とんでもない本を読んてしまった。読み終わっても心に棘がグサグサ刺さったままの様な。恐怖、戸惑い、喜び、幸せ全てがないまぜになったこんな物語は読んだことがないかもしれない。どういう最後を迎えたら人は生き切ったと思うんだろう。それでもここに出てくる女性達は形は違えど生き切ったと思う。必至に生きる姿を泣けばいいのか応援すればいいのか答えも出ない。私自身は最近老後を考えると恐怖しかない2026/10/10

読書好き・本屋好き堂

10
発売前に読ませて頂く機会を頂き、読了✨ 女性が18歳でどちらかの生き方を選択するという制度… どちらを選ぶのが幸せなのか? 選択制がいいとは思わなかったけれど、少なくとも生きることについて真剣に考えさせられるなと思った! どちらの人生も凄かった🥹涙ながらに何度も読み進めた。 心に残る素敵なディストピア小説でした✨ 若い子に沢山読んでほしいな😊2026/10/01

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