ハザードランプ

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093867962
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

心がざわつく6つの衝撃。珠玉の短編集。

どこで間違えたのか。
その岐路で何ができたのか。

尊敬する友人が紹介してくれた、一石三鳥のアルバイト。
長年連れ添った妻と無意識に積み重ねてきた日常。
義理の息子のために作った、特別なレシピの卵焼き。
些細な違和感に気がつくと、見えていた景色は姿を変える――。

【編集担当からのおすすめ情報】
2019年本屋大賞ノミネート『火のないところに煙は』、日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞『夜の道標』などで知られる名手・芦沢央さんによる珠玉の短編集です。

芦沢さんからは本作に、下記のようなメッセージをいただきました。
ーーー
越えてはならない一線を越えてしまう人の物語を書くとき、この人はどこで何を間違えてしまったのだろうと考えてきました。
いつならまだ取り返しがついたのか。道を分ける瞬間はどこにあったのか。周りにいた人からは、どう見えていたのか。
考えていくうちに、越えてしまった人だけでなく、ギリギリのところで越えなかった人の物語も書きたいと思うようになりました。
ここ数年、様々な小説に取り組んで筆力を磨いてきたのは、この本を書くためだったのかもしれません。
どちらに転がるのか先が見えない物語を、登場人物と一緒に追いかけていただけたら幸いです。
ーーー

読み終えたら目の前の景色が変わってしまうような、心を揺さぶる珠玉の6編。
ぜひお楽しみください。


【目次】

ハザードランプ
念のため
車止め
父の輪郭
知らない目
お守り

内容説明

信頼する友人が紹介してくれた、一石三鳥のアルバイト。長年連れ添った妻と無意識に積み重ねてきた日常。義理の息子のために作った、特別なレシピの卵焼き。些細な違和感に気がつくと、見えていた景色は姿を変える。どこで間違えたのか。その岐路で何ができたのか。心がざわつく6つの衝撃。珠玉の短編集。

著者等紹介

芦沢央[アシザワヨウ]
1984年、東京都生まれ。2012年『罪の余白』で野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。18年『火のないところに煙は』で静岡書店大賞(小説部門)、23年『夜の道標』で日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞。山本周五郎賞、本屋大賞、直木賞など数々の文学賞にもノミネートが続いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

80
見方を変えるとそれまで見えていた景色がガラリと姿を変える。境界を踏み越えてしまった人、手前で踏み留まった人…現実の不穏さをリアルに感じさせるどこか他人事ではない6編の物語。義理の息子の何気ない言葉の意味、両親のちょっとしたエピソードに端を発する夫婦のすれ違い、友人が紹介してくれた一石三鳥のアルバイトから始まる恐怖の日々、知りたくなかった妻の本音、大人になって思い返す子供の頃の心温まるエピソード。どれもどこか心をざわつかせる。そしてこの先を知りたい気持ちと知りたくない気持ちが拮抗する不思議な読後感の短編集。2026/10/05

タイ子

74
芦沢さんらしいちょっと心がざわつく6つの短編集。家族の間に起こるふとした出来事。タイトルの「ハザードランプ」は読み終わって「えっ、ちょっと待ってどういうこと?」って思いながら読み返してみたり、両親の遺品整理をしながら、父と母の違いを改めて感じる娘の気持ちとか。心がザワザワとしながら最後の「お守り」は好き。大人の物語ではないだけに、心がウルってきてしまう女の子の話。普段何気に生きていると思っていても誰しも何かしら抱えてる物がふとした時に違和感となって現れるんだなって感じさせられる。2026/10/04

ゆっき

40
作家デビュー15年記念作品。芦沢央さんらしい心がざわつく6つの短編集。些細な違和感とは。表題作の「ハザードランプ」からよかった。「車止め」はそうじゃないことを期待したものの、やっぱりそうかという展開に。お気に入りは最後の「お守り」でした。何年か前に初めて出合った芦沢央さん。デビューからもう15年とは驚きました。まだ読んでいない作品を追いかけたいと思います。2026/10/05

shio

37
何気なく過ごしてきた日々は、いくつもの選択肢を通り過ぎて出来ていた。別の道があったことに、気づくのと気づかないのでは、どちらが幸せなんだろうか?今からたどる未来はどうなるんだろう?不安に押しつぶされたり、フッと肩の力が抜けたり。心を揺さぶられる短編集。「車止め」これぞ芦沢央!「なにされるのかわかんないのが1番怖いわけじゃん?」まさにそれ!なイヤな読み味!「父の輪郭」「お守り」イヤな方に転がるのかと思いきや、過去を振り返ってミスを見つけようと頑張りすぎないでもよかったんだと、心の支えが取れるような読後。2026/07/24

キキ

29
ギリギリ一線越えなかった人を書いてみたい、と芦沢央さんは言っていたけれど、イヤーな感じはいつも通り。些細な違和感に気がつくと、見えていた景色は姿を変える――。と言うのもその通り。これが一番ベストな回答だったのか、正しい道だったのか、自分もどこかで間違えていないか確認したくなる6編。分かりやすくゾッとしたのは車止めと知らない目。どれが一番はちょっと決められない面白さでした。2026/09/19

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