出版社内容情報
難が転じて福がくる?
常陸の名門に生まれた小田氏治は、若くして家督を継いだ。上杉氏や佐竹氏ら強豪に翻弄され、小田城を九度失うも都度奪還。気づけば泰平の世が……この男、最弱武将か、戦国一の策士か。
「死ぬために戦うのではない。生き延びるために戦うのじゃ。永遠に続くものなどはありはせぬ」ーー本文より
生き恥さらせど乱世を逃げ切れ。
敗者のヒーロー、戦国に現る!
【編集担当からのおすすめ情報】
裏切りは日常茶飯事、信じるものは力のみ。そんな戦国時代にあって、9度城を落とされても民の信をつないだ武将が小田氏治です。それだけ聞くと、誠実な行動や政策で人心を掴んだリーダー像が浮かびますが、小田は違う。攻めてはならぬと進言されれば討って出る。攻めろと進言されれば退けと言う。ただの愚か者か、天邪鬼なのか、はたまた策士か。そんな掴みどころのない武将の実像に、組織や働き方をテーマとした現代小説を軽やかに描いてきた著者が挑みます。
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本書は、アクセシビリティに配慮した本です。視覚障害・肢体不自由などの理由で必要とされる方に、本書のテキストデータを提供いたします。本書巻末よりお申し込みください。
【目次】
第一章 しくじり山王堂
第二章 しくじり山王堂 エピソードZERO
第三章 吉兆様の苦悩
第四章 小田に過ぎたるは
第五章 小せえほうのオダ
第六章 間違いだらけの道の果て
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
keisuke
3
織田「じゃないほうのオダ」こと小田氏治の話。名前に覚えがある……?いや、やっぱり無い、くらいの人物。著者も今まで歴史小説書いてない人で、どちらも新鮮に読めた。現代小説のように読めるから普段歴史もの読まない人にもオススメ。もう古い作品になるかと思うけど、「のぼうの城」然り、あまり有名「じゃない」武将で面白い人物、エピソードは山ほどまだあるんだろうな。難点として、冒頭の地図で城が多すぎて最初の藤沢城どこなのか見つけづらいとか、猫目線なのはいいけど「『首実検』とかいうらしい」って知らない事を漢字で書くの違和感。2026/04/21
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