虚空蔵の峯

個数:
電子版価格
¥1,455
  • 電子版あり

虚空蔵の峯

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2026年06月22日 17時47分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093867764
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

一気読み必至! 江戸時代最大の裁判劇!!

その一行六人が神田橋本町の公事宿・秩父屋に着いたのは、雪まじりの北風が吹きすさぶ宝暦五年(1755)の真冬のことだった。数日降り続いた雪で道はぬかるみ、六人の草鞋も革足袋も泥にまみれていた。二日目の明け方に宿を出た六人は、闇が降りてようやく武家一人と足軽らに連れられ、宿に戻ってきた。武家は老中・酒井忠寄の家中を名乗り、六人が登城途中の老中の駕籠へ直訴に及んだことを告げた。
明朝、秩父屋の主人・半七は、武家の指示どおり訴願主二名をともない、神田橋門内の庄内藩酒井家へ向かった。美濃国郡上からやって来たという一行は、藩が出す通行手形も持たず、勝手に領外へ出てきていた。それだけでも罪となる。その上の越訴となれば、一行は酒井藩の調べの後、町奉行所へ身柄を引き渡され、そのまま牢屋に拘引されるものと思われた。だが、半七の案に相違して、酒井家は訴願主の二人を薄縁の敷かれた十二畳の間に、丁重に招き入れた。

いったい彼らは、何を訴えたのか?手に汗握る展開に、一気読み必至!
人の値打ちとは?生きる意味とは?その根源的な問いを投げかけながら、歴史小説の巨人が圧倒的な筆力で書き下ろした、江戸時代最大の裁判劇!

【編集担当からのおすすめ情報】
2025年、17世紀漢土沿海で繰り広げられる迫力の物語『南海王国記』で約7年間の沈黙を破った飯嶋和一氏。

間を置かず刊行する、書き下ろしの今作は、歴史×裁判!
飯嶋作品の特徴である周到なディテイルと重厚な物語づくりはそのままに、
一気に読ませる「江戸時代最大の裁判劇」をお見逃しなく。


【目次】

内容説明

我欲がのさばり、不公平に満ちたこの世の中で、彼らは、己に恥じず、真っ当に生きることだけを望んだ。為政者よ、民を侮るな。圧倒的な臨場感で一気に読ませる、江戸空前の裁判劇!

著者等紹介

飯嶋和一[イイジマカズイチ]
1952年、山形県生まれ。83年「プロミスト・ランド」で小説現代新人賞、88年「汝ふたたび故郷へ帰れず」で文藝賞、2000年『始祖鳥記』で中山義秀文学賞、08年『出星前夜』で大佛次郎賞(同年「キノベス!」第1位)、15年『狗賓童子の島』で司馬遼太郎賞(同年、週刊朝日「歴史・時代小説ベスト10」第1位)、18年『星夜航行』で舟橋聖一賞(同年、週刊朝日「歴史・時代小説ベスト10」第1位)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

143
橋本忍脚本の映画『切腹』を観ている気分になる。武士道など虚飾でしかなくなった江戸後期、公事宿という幕府の訴訟に深くかかわる場を視点に、藩の面目と栄達しか考えない大名に対し、苛政に苦しむ百姓が決して諦めず戦い続ける郡上一揆の群像劇に圧倒される。自らの権力と強欲に何の疑いも抱かない老中や大名が、うるさい蠅程度としか思わなかった騒動が歴史に残る大裁判で失脚していく有様はある意味痛快だが、一方で多くの訴人も獄死や死刑に処される。幕府の権威を守るためには大量の死も躊躇しない政治の容赦のなさ、冷酷さが重厚に描かれる。2026/03/26

いつでも母さん

130
江戸時代の郡上一揆における実録裁判記録・・そんな感じの本作。初の飯嶋さんを堪能した。とは言うものの登場人物の多さ(しかも名前が似てるから汗)と立場等、行きつ戻りつの読書で時間を要する情けなさ。公事宿の主・半七目線で読んだ私。駕籠訴人の喜四郎や善右衛門の崇高さに肩入れして、郡上藩への怒りに拳が熱い。幕府のやっぱりねの顛末に涙と情けなさで憤るが、今この社会に於いて手も上げず歩も進めない私に語る資格はないと独り言ちる。2026/04/05

たま

84
公事宿を営む秩父屋半七から見た宝暦郡上一揆。秩父屋に置かれていた素朴な虚空蔵菩薩が駕籠訴のお百姓の宗教性―精神性を語る。宝暦6年の吟味では百姓は帰郷を許され金森藩の役人が失策を叱責される。しかし藩は専横を改めず藩内は混乱。宝暦8年、幕府は金森藩を(農民に対する圧政ではなく)贈賄や幕閣との癒着を理由として改易、〈不届き〉な農民たちも獄死や処刑となる。吟味を通じて幕府の論理が浮き彫りになるのが見事、また、お上に異議申し立てること自体が白眼視されることや自白重視の取り調べに現代に通じるものを感じる。 2026/06/03

buchipanda3

82
美濃の郡上藩宝暦騒動を題材とした公事(裁判)小説。江戸時代に為された訴訟の実態が質実な文章でつぶさに描かれ、まるで古文書を読み解くのを追体験しているかの面白さがあった。そして当時の幕藩と領民の関係が容赦なく浮き彫りとなるのを見てやるせない思いが込み上げてきた。身を挺す直訴をしても決着まで長期間を要し、大きな成果を得ても犠牲も大きい。善右衛門の天運に任せる達観と半七の己を律し使命を果たす姿、それらと藩主ら上役の酷薄さとの対比が顕著。さらに訴訟を動かしたのは徳か理か利(政争)か。お久の心意気が唯一晴れにする。2026/05/14

もりくに

61
長い時間を掛けて、緻密で重量感のある歴史小説を世に問うている飯島和一さんには珍しく、昨年の「南海王国記」に続いての作品だが、作品の密度、熱量は全く変わらない。本作は宝暦の郡上一揆を描いた作品。一揆の経過は背景に退き、訴え後の「評定」が緊迫感のある筆で描かれる。(薄味の時代劇しか思い浮かばない者には、「えー」という感じ。)その一行が「公事」宿・秩父屋に着いたのが、宝暦五年(1755)11月24日。話は亭主の半七の語りで進む。翌早朝、水音に気付いた半七は、彼らの「水垢離」に仰天。そして彼らは老中に「駕籠訴」。2026/04/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/23187715
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品