出版社内容情報
日本の小説作品として異例の大ヒット!
恋人から突然、「他の女性と結婚する」と告げられた貴子は、深く傷つき、ただ泣き暮らす毎日をおくることになった。
職場恋愛だったために会社も辞めることになり、貴子は恋人と仕事をいっぺんに失うことに。そんなとき叔父のサトルから貴子に電話が入る。叔父は妻の桃子に家出され、ひとり神保町で「森崎書店」という古書店を経営していた。
親類の間では変人として通っていた叔父からの連絡は、「店に住んで、仕事を手伝って欲しい」というもので――。
50の言語で翻訳オファーが殺到し、世界的大ヒットを遂げたヒーリング小説の傑作が新装版で遂に登場。巻末には書き下ろしの掌編、「午後の来訪者」も収録。
【目次】
内容説明
恋人から突然、「他の女性と結婚する」と告げられた貴子は、深く傷つき、ただ泣き暮らす毎日をおくることになった。職場恋愛だったために会社も辞めることになり、貴子は恋人と仕事をいっぺんに失ってしまう。そんなとき叔父のサトルから貴子に電話が入る。叔父は妻の桃子に家出され、ひとり神保町で「森崎書店」という古書店を経営していた。親類の間では変人として通っていた叔父からの連絡は、「店に住んで、仕事を手伝って欲しい」というもので―。
著者等紹介
八木沢里志[ヤギサワサトシ]
2010年『森崎書店の日々』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
遙
9
ヒーリング小説、まさに、でした。ささくれだってたり、落ち込んでる気持ちに寄り添ってくれるような、優しい物語。書き下ろし掌握が追加されて新装版として戻って来ました。ずーッと読みたかったのでありがたかったです。2010年に刊行された作品でしたが、色褪せる事ない名作でした。軽いタッチで読みやすい文面に、あたたかさと癒しが込められていて、著者さんの人柄が感じられます。神保町にある古本屋[森崎書店]。本や人々に救われていく様、世界一の本屋街[神保町]の味のある魅力もたっぷり書かれています。続編も近日発売。楽しみ!2025/11/20
Pipi⭐️ぴぴ@読書鳥
3
また、「森崎書店の日々」と出会えて嬉しい。今回は貴子と桃子の関係性に感涙した。相変わらずサトル叔父の自由な生き方に改めて憧れる。ひょうろく玉とはレトロな響きだ。書き下ろし掌編「午後の来訪者」も読めて幸せ。新装版「続・森崎書店の日々」も楽しみだ。🐥🐥2025/11/16
みんめい
1
神田神保町の古書店屋の2階に住めるだなんて、なんと羨ましいことか!私にとっての理想の住まいです。そんな環境を享受した主人公の貴子が、その環境の中で再生していく物語。誰が読んでも、どんな状況で読んでも、ほっこりとするお話です。2025/11/18
GIAKI
1
この本も、今、このタイミングで読むべくして読んだ一冊だと、深く感動しています。 本には、読むべき時期と出会う縁があるのだと、またまた感じました。 叔父さんの言った、「人を愛することを恐れないでくれ。好きになれるうちに、いっぱい人を好きになってほしい。 たとえ、そこから悲しみが生まれようと、誰も愛さないで生きるなんてさみしいことはしないでくれ。」はすごく胸にささりました。2025/11/05




