春の星を一緒に

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春の星を一緒に

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  • サイズ 46判/ページ数 360p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093867610
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

救いと慈愛に満ちあふれた、感涙医療小説

奈緒(40歳)はシングルマザーの看護師として涼介と寄り添い生きてきた。その涼介も高校生、進路を考える年齢に。そんな折、大きな転機が訪れる。敬愛する医師三上の誘いもあり、思い切って東京の緩和ケア病棟で働くこととなる。死を間近に見つめる毎日の中、その瞬間まで幸せに生ききり希望を持てる最期を模索し続ける奈緒。一方、涼介は強く大きい夢を抱く。それは奈緒の夢でもある。母子の夢の行方、そして三上と奈緒のこれからは・・・・・・。
緩和ケア病棟を舞台に、綿密な取材と著者自身の看護師経験に基づく圧倒的リアリティ、温かな視線で人々の生き様、死に様を丁寧に紡ぐ。懸命に生きるすべての人々に送られる慈愛のエールに癒やしの涙は必至です。

【編集担当からのおすすめ情報】
6年前他界した母は晩年情緒不安定でした。そんな母が本作の前身となる医療小説『満天のゴール』を読み終えて、穏やかな声で私に言いました。「この本を読んで、死ぬのが怖くなくなったわ。ありがとう」――「小説は人を救えるんだ」と心から実感した瞬間でした。
現役看護師として長年多くの看取りを経てきた藤岡さんが描く死は、温かく、そして尊い。本作品に貫かれている「死は決して敗北ではない。懸命に生き抜いた先のゴールとして幸せな死がある」という考え、想い。それは、この作品を読んだ誰の心にも微かな灯となると思うのです。そして、生きている「今」を希望に変えてくれる。この作品に出合えて、本当に私は幸せでした。


【目次】

目次

1 朝凪 5
2 暗影 13
3 永訣 42
4 蛍火 96
5 星原 131
6 明星 159
7 秋空 180
8 涙雪 237
9 邂逅 270
10 決戦 302
11 積雪 321
12 満天 351

内容説明

旅立つ人が最期まで幸せを感じてくれたなら、残される人も未来に希望が持てる。奈緒(40歳)はシングルマザーの看護師として一人息子の涼介と寄り添い生きてきた。そんな折、大きな転機が訪れ、東京の緩和ケア病棟で働くことに。死を間近に見つめ、幸せに生ききる最期を模索し続ける日々。一方、強く抱く母子の夢の行方、そして二人のこれからは…。緩和ケア病棟を舞台に、綿密な取材と圧倒的リアリティ、温かな視線で人々の生き様を丁寧に紡ぐ。

著者等紹介

藤岡陽子[フジオカヨウコ]
1971年京都府生まれ。同志社大学卒業。報知新聞社を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大学留学。慈恵看護専門学校卒業。2009年『いつまでも白い羽根』でデビュー。’21年『メイド・イン京都』で京都本大賞受賞。’24年『リラの花咲くけものみち』で第45回吉川英治文学新人賞を受賞。現在も看護師として勤務を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さてさて

181
人は命が尽きる直前まで、意識がある限り、もしかすると意識がなくなった後も、なにかを感じている』と、『緩和ケア病棟』で患者さんに向き合っていく奈緒。この作品にはそんな奈緒が一方で高校生の息子を持つ母親としての姿と、2歳年上の医師・三上に想いを込めるひとりの女性としての姿を垣間見せる物語が描かれていました。藤岡さんの説得力ある医療現場の描写に息を呑むこの作品。「満天のゴール」を読み返したくなるこの作品。『亡くなる瞬間まで、人は幸せを感じることができる』。奈緒の思いが読後いつまでも心に残る素晴らしい作品でした。2025/08/27

hiace9000

134
家族を、医療を、親子を、慈しみと信頼と情愛をもって温かく丁寧に紡いだ前作『満点のゴール』の7年後を描く続編。シングルマザー、看護師、娘、そして一女性として、多様な役割を一身に担い、忙しくもひた向きに生きる主人公・川岸奈緒は40歳。医療現場の経験も踏まえた藤岡さんのライフステージにおける、まさに「今」―なのだろうか。それを一人の女性となって写実的視点で綴っている今作。前作でも感銘を受けた三上医師の「人の最期」への思い、緩和ケア病棟のリアルと終末医療のあり方、そして"逝く人が遺したもの"に胸打たれる感動作。 2025/09/17

いつでも母さん

126
『満天の星』のその後。デキた息子は高校生となり進路を決める大事な時期。優しくも老いた父との別れの時。そして三上医師とのこと・・『救いと慈愛に満ち溢れた医療小説』と帯にある。タイトルはプロポーズの意味だが私はこんな言葉を言われたら照れちゃう(そんなことだれも聞いてないって・・笑)緩和ケアも終末医療もそろそろ身近な問題として考える年代になって来た。奈緒や三上の親のように私は何か遺せるだろうか?生きてるうちに伝えたい・・2025/09/29

ナミのママ

90
『満天のゴール』続編。丹後半年のはずれにある実家に戻り看護師として働く奈緒。息子の涼介は高校生になり、父は80歳と高齢。前半はその一家に大きな転機が訪れるまで。後半は緩和ケア病棟での日々。シングルマザー奈緒の恋心、高校生になった涼介の進路、病棟、緩和ケアと盛りだくさん。緩和ケアの看護の部分を読みたかったので、肩透かしを食らった感じ。感情に訴えるものはあるのだがもう少し焦点を絞ったものを読みたかった。2025/09/02

のぶ

89
緩和ケア病棟については、表面的な知識は持っていたつもりだったが、あえて深く知ろうとしなかった世界だったと気づかされた。いくつもの看取りのシーンが出てくるが、どれもが苦しく、悲しく、それでも幸せを感じられた。生きること、死にゆくこと。 人間は必ずしも綺麗な人生、理想の歩み方をできるわけではない。 どこかで歪んだり、転んだり、もがいたり、苦しんだり、でもその人なりのしあわせなゴールが作れるのならばその道を歩んでいくのは怖いことではないのかもしれない。こんな事を感じ取った。2025/09/09

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