海は忘れない

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海は忘れない

  • 村上 しいこ【著】
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  • 小学館(2025/07発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093867573
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

戦後80年。今、伝えたい渾身の反戦小説

高校2年生の遙瑠は、ある日自転車事故に遭う。目を覚ますとそこは、戦争の爪痕が色濃く残る昭和の世界。一冊の生徒手帳を手がかりに自分が「浜口晴子」という少女になり昭和33年にタイムスリップしたことを知る。
晴子として暮らし、戦後の時代を懸命に生きる多くの人と関わるうちに、誰しもが苦しみ、悶えぬいた現実を深く実感する。令和の時代を生きる遙瑠にとっては歴史上のことだった「戦争」は、普通に生きる人々を巻き込み、その傷跡は決して癒えることがないものだった。晴子としての想い出もたくさん作り楽しく暮らしていたある日、事故により、また令和の時代に戻ることに。
令和に戻った遙瑠は「未来に生きている自分ができることは何だろう」と戦争への認識を新たにし、「伝える人」として歩みを進める――。そして祖父に連れられていった読書会では大きなサプライズが・・・・・・・。
膨大な取材をもとにしたリアリティ溢れる時代描写、生き生きとした昭和の人々の生き様・・・・・・。児童文芸のベストセラー作家が放つ唯一無二の圧倒的な反戦・人間ドラマ。

【編集担当からのおすすめ情報】
戦後80年。証言できる方も減り、戦争が遠い記憶になりつつあります。
だからこそ「忘れてはならない」と声を上げ続ける必要があるし、それがどんなに小さな動きだとしても、動くことが大切だ、と信じてこの作品を今刊行させていただきます。
著者は児童文芸のベストセラー作家。ゆえに大変読みやすく、自然にその世界に巻き込まれて体感できる小説になっています。現代の若い世代にとっては遠い歴史上のことに思える戦争が、いかに「普通の」人々を巻き込み、「ささやかな」幸せな暮らしを打ち砕いていったか。
一人でも多くの方に読んでいただき、「戦争」の絶対悪を感じていただきたい。担当編集として強く強くそう願っています。


【目次】

一章 令和七年
1 疑惑
2 倉田山高等学校・演劇部

二章 昭和三十三年
1 晴子
2 月給二万円
3 軍艦マーチはたからかに
4 戦後は終わったのか
5 時代のにおい
6 本物のデート
7 日本は勝ったかもしれない
8 歴史を変える
9 伊勢湾新聞
10 ぼくらも今に兵隊さんだ
11 戦争まみれ
12 最後の授業

参照 令和七年
1 五日間の冒険
2 ビビアンリー?

内容説明

戦後80年。決して忘れてはならない想い、真実。渾身の反戦エンタメ小説。

著者等紹介

村上しいこ[ムラカミシイコ]
三重県生まれ。『かめきちのおまかせ自由研究』で日本児童文学者協会新人賞受賞。『れいぞうこのなつやすみ』でひろすけ童話賞受賞。『うたうとは小さないのちひろいあげ』で野間児童文芸賞受賞。『なりたいわたし』で産経児童文化出版賞ニッポン放送賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

137
正直タイムスリップものはちょっと苦手な私。読む前の自分を平手打ちしてやりたい(痛っ)児童文学作家の村上さんが描く『渾身の反戦エンタメ小説』グサグサ刺さりまくりの作品だった。戦後80年、私が生れた頃の日本があった。懐かしく今なら許されない事のなんと多いこと・・そんな時代を経ての今の私。戦後復興物語と片付けてはいけない本作。今だから分かること。解釈の違いはあるが「戦争は始めてはならない」こんな簡単な言葉が通じない世界なんだ、今の世界は。2025/08/23

昼寝ねこ

115
令和の女子高生が自転車事故で昭和33年の世界にタイムリープしてしまう。その時代に生きる女子高生に憑依した彼女は戦争の傷跡が色濃く残る時代で戦争のことや戦後に生きる日本人のことを知っていく。現代と当時の日本との常識のギャップに戸惑い、昭和のセクハラパワハラなど胸糞悪い出来事にも巻き込まれる。村上さんは児童文学の作家さんだが巻末記載の膨大な参考資料からもわかる通り本腰を入れて戦争の記憶を風化させない為にこの物語を書かれたようだ。ぜひ若い世代が読んで、感情論だけではない本当の日本の未来の在り方を考えてほしい。2025/11/15

しんたろー

113
村上しいこさん初読み。伊勢を舞台に普通の女子高生が令和7年から昭和33年にタイムスリップする物語。私が生まれる少し前の話だが、何故か淡い記憶が蘇るようだった。終戦から13年…傷跡が消えないまま、変わろうとする世相と相変わらずの男尊女卑が「そうだったなぁ」と想い返された。戦争被害をこういう形で伝えている小説は多くはないと思うが、とても意義があると思う。物語自体も切ないファンタジーで好みだし、青春ものとしても優秀。著者は児童文学がホームグラウンドらしいが、大人向け作品もドンドン書いて欲しい作家さんだと思った。2025/10/25

えんちゃん

70
ちょっと凄いのを読んでしまった感じです。令和の女子高生が昭和33年(戦後)にタイムスリップ。主軸は友情を描いた青春エンタメ小説。だがしかし。一皮剥けば、戦後日本の教育や社会の是非を問う誠実で骨太な戦争小説。実に学びが多く熱い読書になりました。ラストは鳥肌も。戦争を知ることから始めないと。そして自分の頭で考えること。YAカテゴリですが、大人にも読まれるべき1冊だと思います。2025/08/25

ゆみねこ

67
令和7年の女子高生・諸岡遥瑠は自転車事故で昭和33年にタイムスリップしてしまう。遥瑠は浜口晴子の身体に入り、叔母の鞠子さんと暮らすことになる。戦後13年経った日本は、まだ戦争の傷跡や影が色濃く残る時代。戦争を知らない現代の女子高生がそこで知り合った教師や同級生たちから得たものは?とても良い本。中高生から大人のみなさんにぜひ読んでもらいたい1冊。2025/11/02

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