運命の終い

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運命の終い

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093867504
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

運命もロマンも信じない今の大人の恋愛とは

花屋でパート勤務をしている主人公の彩香は、30代で未亡人となった。高校生の頃恋焦がれた20歳以上年の離れた数学教師との出会いを運命と信じ、想い続け、卒業後に2人は結ばれた。
娘も授かり幸せな生活を送っていたが、その最愛の夫はガンで他界。当時の彩香にとってすべてだった夫。
喪失感を抱え「もう運命なんて信じない。ロマンも要らない」とすべてを諦めて暮らしていたが、ある日、自分が失ってきたものの大きさに気づく。そして、焦燥感にも近い熱い衝動から偶然出逢った男性・今井と「雑な大人の恋愛」をすることに。
ほどよい距離感と大人のルールを決めて始まった二人の恋。だが、徐々にその関係性は歪に綻び始める。お互いを、「運命の果てに立ち尽くしていた者同士」と実感していたはずだったが、徐々に彩香の心には違和感が生じる。そして今井にも、打ち明けられずにいた「真実」があった・・・・・・。
不倫、泥沼、女性が悩み泣き濡れる恋愛・・・・・・。そんな「昭和・平成までの大人の恋愛」とは一線を画す、現代<いま>の大人の恋愛に「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」受賞の著者が真っ向から取り組んだ渾身の一作。



【編集担当からのおすすめ情報】
ずっと以前から、奥田さんに「大人の恋愛小説」の執筆をお願いしていた。どうしても読みたい、と思っていた。その後奥田さんが第二回「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」を受賞されたと聞いて、「やっぱり!」と思った。その後もぶれずに「大人の恋愛小説」の執筆をお願いし続け、5年ほどの月日を経て、ようやく形になった。打ち合わせをする度、小説の輪郭が見えてくる過程でわくわくしたし、何度も「やっぱり(読みたい)」と思い、そして完成したときには「やっぱり、お願いして良かった。待っていて良かった」と思った。「大人の恋愛小説」という言葉から連想される従来のじっとり感はまったくなく、むしろ読後は爽やか。現代の大人の恋愛は、かくあるべし、と背筋がシャキッと伸びる。分別もある大人の女性は、恋愛にすがりついたりしない。戯れから始まる恋愛も、自分の成長の糧としてしまう。そんな女性の成長譚と逞しさをさらりと紡ぐ、奥田さんのなめらかな文章と小説世界。是非ご堪能ください。

内容説明

生花店パート勤務の彩香は30代で未亡人となった。教師だった夫との恋を運命と信じていたがすべてを失い、『もう運命なんて信じない』と無味乾燥な毎日を送っていた。しかし突如、衝動的に「雑な大人の恋愛」をスタートすることに。程よい距離感、大人のルールを決めて始まった大人の恋の行方は。

著者等紹介

奥田亜希子[オクダアキコ]
1983年愛知県生まれ。愛知大学文学部哲学科卒業。2013年、第37回すばる文学賞を『左目に映る星』で受賞しデビュー。22年、『求めよ、さらば』で第2回「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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いつでも母さん

124
そもそも『雑な大人の恋愛』って何?んなものに名前を付けるな!そこから私の感覚とはズレがあって・・それはもうそれなりに読んじゃった次第。何が「運命」なんて過ぎてから感じるものなのかもね(遠い目)その瞬間ビビッととかキター!とか私には気の迷い。マボロシよ~!(当方比)老いを感じた読書時間だった(汗)って感想になってない。2025/06/17

けいこ

25
20歳年上の夫が病死、一人娘も家を出た。結婚に反対していた親とも疎遠、老いた義母にも自分を認識されていない。自分の人生、こんなものかとただ日々を過ごすだけだった主人公綾香が、衝動的に『雑な大人の恋愛』を始める。そして1人の男性と出会い、一歩進んだ恋愛になるかと思いきや。ちょっとこだわりが強い所が、男性からみたら面倒なタイプかも。でも若い頃と違って勢いだけでは続かないのも確か。生花店に勤める彼女。生花もドライフラワーも、少しずつ変化していくけれど、それでもその花らしく佇む。彼女のこれからと重なった。2025/06/09

TAKA

18
30代で未亡人になった主人公の、大人の恋愛小説と言う触れ込みなんだけど、「よく分からん」と言うのが正直な感想。自分とは縁のない世界観だったかな。2025/05/28

ユウハル

11
大人の恋愛感というものが浮きぼりになっていた。 情熱的とかそういうものではない。自分の人生を見つめ直す関係性。泥々としていない重くない会和的な恋愛だと思った。 女性ならではの視点や感覚かもしれない。 彩香の気持ちは理解できる部分も多いし、若さもあるのでそこまで達観しなくても思う部分もあり、読んでて色々と考えこんでしまいました。自分とは違う人生の一部を体験できて面白かったです。2025/05/21

りょう

6
40歳前に年上のオットを病気で亡くした彩香さんの物語。運命の人に出会うとかいうけで、それってなんなのかなあ。そんなのある?と非運命論者はおもうのです。2025/06/18

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