運命の終い

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運命の終い

  • 奥田 亜希子【著】
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  • 小学館(2025/05発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093867504
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

運命もロマンも信じない今の大人の恋愛とは

花屋でパート勤務をしている主人公の彩香は、30代で未亡人となった。高校生の頃恋焦がれた20歳以上年の離れた数学教師との出会いを運命と信じ、想い続け、卒業後に2人は結ばれた。
娘も授かり幸せな生活を送っていたが、その最愛の夫はガンで他界。当時の彩香にとってすべてだった夫。
喪失感を抱え「もう運命なんて信じない。ロマンも要らない」とすべてを諦めて暮らしていたが、ある日、自分が失ってきたものの大きさに気づく。そして、焦燥感にも近い熱い衝動から偶然出逢った男性・今井と「雑な大人の恋愛」をすることに。
ほどよい距離感と大人のルールを決めて始まった二人の恋。だが、徐々にその関係性は歪に綻び始める。お互いを、「運命の果てに立ち尽くしていた者同士」と実感していたはずだったが、徐々に彩香の心には違和感が生じる。そして今井にも、打ち明けられずにいた「真実」があった・・・・・・。
不倫、泥沼、女性が悩み泣き濡れる恋愛・・・・・・。そんな「昭和・平成までの大人の恋愛」とは一線を画す、現代<いま>の大人の恋愛に「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」受賞の著者が真っ向から取り組んだ渾身の一作。



【編集担当からのおすすめ情報】
ずっと以前から、奥田さんに「大人の恋愛小説」の執筆をお願いしていた。どうしても読みたい、と思っていた。その後奥田さんが第二回「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」を受賞されたと聞いて、「やっぱり!」と思った。その後もぶれずに「大人の恋愛小説」の執筆をお願いし続け、5年ほどの月日を経て、ようやく形になった。打ち合わせをする度、小説の輪郭が見えてくる過程でわくわくしたし、何度も「やっぱり(読みたい)」と思い、そして完成したときには「やっぱり、お願いして良かった。待っていて良かった」と思った。「大人の恋愛小説」という言葉から連想される従来のじっとり感はまったくなく、むしろ読後は爽やか。現代の大人の恋愛は、かくあるべし、と背筋がシャキッと伸びる。分別もある大人の女性は、恋愛にすがりついたりしない。戯れから始まる恋愛も、自分の成長の糧としてしまう。そんな女性の成長譚と逞しさをさらりと紡ぐ、奥田さんのなめらかな文章と小説世界。是非ご堪能ください。

内容説明

生花店パート勤務の彩香は30代で未亡人となった。教師だった夫との恋を運命と信じていたがすべてを失い、『もう運命なんて信じない』と無味乾燥な毎日を送っていた。しかし突如、衝動的に「雑な大人の恋愛」をスタートすることに。程よい距離感、大人のルールを決めて始まった大人の恋の行方は。

著者等紹介

奥田亜希子[オクダアキコ]
1983年愛知県生まれ。愛知大学文学部哲学科卒業。2013年、第37回すばる文学賞を『左目に映る星』で受賞しデビュー。22年、『求めよ、さらば』で第2回「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

171
奥田 亜希子、初読です。 タイトルから想像していた内容と異なり、割と普通の大人(30代の未亡人)の恋愛小説でした。 https://www.shogakukan.co.jp/books/093867502025/06/21

いつでも母さん

131
そもそも『雑な大人の恋愛』って何?んなものに名前を付けるな!そこから私の感覚とはズレがあって・・それはもうそれなりに読んじゃった次第。何が「運命」なんて過ぎてから感じるものなのかもね(遠い目)その瞬間ビビッととかキター!とか私には気の迷い。マボロシよ~!(当方比)老いを感じた読書時間だった(汗)って感想になってない。2025/06/17

おしゃべりメガネ

99
何気に好きな奥田さん作品。うまく伝えられず申し訳ないのですが、オトナなちょっと疲れ気味な雰囲気と、やさぐれ感と僅かなポジティブ感のミックスされた感じがハマります。本作は二十歳にて高校時代の教師と結婚した生花店パート勤務の「彩香」が主人公で、20歳年上だった夫は数年前に死別し、北海道の大学に通う二十歳の娘「凪」とは離れて暮らしています。恋愛なんて無縁と思っていた「彩香」に、予期せぬ出会いがあり、その男性とは少しずつではありますが着実に親密になっていきます。40歳にして再び恋愛モードの行方が綴られています。2025/07/02

konoha

49
景色が浮かぶような丁寧な文章が印象的。3年前に夫を亡くし大学生の娘、凪と離れて暮らす彩香は勤務先の花屋の客、大地と付き合い始める。亡き夫との恋愛と現在を交互に描き、久々の恋への喜びや戸惑いを細やかに表現する。凪との確執や大地への疑いが生まれる中、ドライフラワーのレジンを作るエピソードが一息つけて好き。居酒屋や花屋の描写が生き生きとしている。北海道料理とビールが美味しそう。リアルな内容だけにリアルじゃない部分が気になった。彩香の母親っぽさが鼻につくのと大地が苦手だった。2025/06/21

sayuri

40
大好きな奥田亜希子さん。タイトルと装幀も好み。主人公は高校時代に数学教師と恋に落ち20歳で妊娠出産した彩香。運命を感じ結婚したものの、20歳以上歳の離れた夫は58歳で病死。30代で未亡人となった彩香のその後の物語。年齢を重ねるに連れ、私たちは運命だとか永遠だとか、その殆どがまやかしに過ぎない事に気付いてしまう。彩香も例外ではなく、得て失ったものの大きさに気付き無味乾燥な日々を送っていた。そんな中、一人の男性の出現により再び人生の歯車が動き出す。一言で言えば大人の恋愛小説。運命の終い、これしかないタイトル。2025/06/22

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