負けくらべ

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093866958
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

伝説のハードボイルド作家、渾身の現代長編

初老の介護士・三谷孝は、対人関係能力、調整力、空間認識力、記憶力に極めて秀でており、誰もが匙を投げた認知症患者の心を次々と開いてきた。ギフテッドであり、、内閣情報調査室に協力する顔を持つ三谷に惹かれたのが、ハーバード大卒のIT起業家・大河内牟禮で、二人の交流が始まる。大河内が経営するベンチャー企業は、牟禮の母・尾上鈴子がオーナーを務める東輝グループの傘下にある。尾上一族との軛を断ち切り、グローバル企業を立ち上げたい牟禮の前に、莫大な富を持ち90歳をこえてなお采配をふるう鈴子が立ちはだかる。牟禮をサポートする三谷も、金と欲に塗れた人間たちの抗争に巻き込まれてゆく。それぞれの戦いの結末は!?
ギフテッドの介護士は、徹頭徹尾、人の心に寄り添える。

【編集担当からのおすすめ情報】
伝説のハードボイルド作家86歳、19年ぶりの現代長編!

「さりげなさが、なぜこれほど心に食いこんでくるのだろう。人生の逆説が行間に浮かびあがり、私はその衝撃にしばしば足を停めた」
――北方謙三氏

「主人公はどこまでもごくつましく、声もひそかに生きる、われらが隣人である。その彼の『平凡さ』を特異な資質とみなす『時代』との摩擦、相剋が、この作品でもあらためて語られるのだ、とまでは明かしてしまってもいいだろうか。志水辰夫待望の新作、待った読者を裏切らない現代小説である」
――佐々木譲氏

「作家には、円熟という果実を産み落とすことのできる豊穣な場所、境地が存在するのだということを、本書によって知ることができた。後からゆく同業者として、なんともありがたい本に出会えたことを、深く感謝したい」
――夢枕獏氏

「長年にわたり書き続けなければ到達できない境地がある。健在? 円熟? 違う、これは進化だ。志水辰夫は今でも前進を続けている」
――今野敏氏

「老いることの哀しみ、恐怖、そして救い。志水辰夫(シミタツ)シルバーハードボイルドを堪能した」
――大沢在昌氏

「シミタツ節健在なり! 志水辰夫の現代を舞台にした小説をもう一度読めるとは、これ以上の至福はない。舐めるように読んで堪能した」
――馳星周氏

内容説明

初老の介護士・三谷孝は、対人関係能力、調整力、空間認識力、記憶力に極めて秀でており、誰もが匙を投げた認知症患者の心を次々と開いてきた。ギフテッドであり、内閣情報調査室に協力する顔を持つ三谷に惹かれたのが、ハーバード大卒のIT起業家・大河内牟禮で、二人の交流が始まる。大河内が経営するベンチャー企業は、牟禮の母・尾上鈴子がオーナーを務める東輝グループの傘下にある。尾上一族との軛を断ち切り、グローバル企業を立ち上げたい牟禮の前に、莫大な富を持ち90歳をこえてなお采配をふるう鈴子が立ちはだかる。牟禮をサポートする三谷も、金と欲に塗れた人間たちの抗争に巻き込まれてゆく。

著者等紹介

志水辰夫[シミズタツオ]
1981年、『飢えて狼』でデビュー。83年、『裂けて海峡』で第2回日本冒険小説協会賞優秀賞。85年、『背いて故郷』で第4回日本冒険小説協会大賞、同作で第39回日本推理作家協会賞長編部門受賞。90年、『行きずりの街』で第9回日本冒険小説協会大賞受賞。2001年、『きのうの空』で第14回柴田錬三郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

115
昔、寡作の作家さんですが志水さんの本にはまり込んでいたと気がありました(「裂けて海峡」「背いて故郷」「行きずりの街」など)。19年ぶりの長編ということで本の帯には、すごい方々の(北方謙三、佐々木譲、夢枕獏、大沢在昌、馳星周)推薦文が掲載されています。物語はゆったりとっした感じで始まって私好みの展開でしたが、中ほどから少しテンポが速くなって後半は活劇のような感じでした。もう少しじっくりとしてもいいのではないかという気もしました。2025/04/18

タックン

88
認知症の介護士なんだけど、ギフテッドっていう特殊能力のおかげか内閣調査室の依頼での仕事もしている男の話。 そんなとこのシミタツ節のハードボイルドかと思ったら!! バードウォッチングで出会った若手ITベンチャー起業家の依頼で相談に乗ったりしてたら、その会社グループの骨肉の争いとかごたごたに巻き込まれて、どの話がメインかわからなくなった。 おまけに拉致監禁までされて!! 題名の(負けくらべ)もわからないし捉えどころがわからなかった。 ただ主人公のキャラとか生きざまとか家族との関係は共感を覚えた。2024/01/18

タイ子

81
本作を書いたのは86歳。そして、19年ぶりの現代長編と知ってそのバイタリティに敬服。本作に登場する人物たちが総じて60歳以上100歳未満という人生の長けた人たちを主軸に置いているので、これから行く者としては面白く読めた。主人公の持っているギフテッドという特殊能力を生かすために本来の介護職だけでなくIT起業家との交流とその家系、家族に巻き込まれる一連の抗争劇がどんどんハードボイルド系になっていく様は面白い。が、どこに焦点をあてているのか分かり難いところがあったのは否めないかも。2024/10/02

えみ

63
世の中は常に弱肉強食。地位とお金の奪い合いを見せられて、実感せずにはいられない。まさかと思うことが次々と起こり、そのたびに何度も勝負を仕掛けられる。この勝負の勝敗が今後の彼らの人生のステータスとなっていく。人の顔を記憶する能力「ギフテッド」を持つ男・三谷孝が巻き込まれた一連の事件。いつの間にか第三者から当事者になってしまった彼の悲劇…。認知症と介護と会社経営、そして信頼関係を優先したが故のプラスαの悲劇…。一言ではこの一冊を表現できるだけの技量を持ち合わせていない。単純だったはずがいつの間にか複雑化した!2023/10/29

はにこ

62
認知症の介護士で、元内閣調査室員の依頼で監視を請け負ったりもする主人公。何か不思議な設定で頭が混乱。会社のお偉いさんに気に入られて雇われてみたり、でも介護もやっていたり。でも三谷が誘拐されて、そこから逃げ出すところは入り込めたかな。読んだことある作家さんかと思ったら初読みの作家さんだった。2024/01/17

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