出版社内容情報
育成年代のリアルを描く、サッカー小説!
小柄で野性的な太陽は、Jリーグのジュニアユースへ入団する。Aチームへと順調に昇格するが、本来のポジションであるフォワードではなく、ミッドフィールダーとして試合で起用されることに苦しんでいた。一方、大型で知性的な月人は、街クラブへ入った。身長の伸びに身体感覚がついてこない状態に陥るも、祖父のサポートや、ラダートレーニングの成果もあり、成長にフィットした動きを手に入れる。試合でも活躍し、地区のトレセンに呼ばれるようになる。活躍を聞いた太陽は、月人の試合を見に行く。そのプレーに感化され、太陽の迷いは吹っ切れた。そして、二人は三年ぶりに対決する。
「サッカーボーイズ」シリーズに並ぶ、育成年代のリアルを描いた本格サッカー小説!
内容説明
あいつがいるから、おれがいる!小柄で野性的な太陽は、Jリーグのジュニアユースへ。大型で知性的な月人は、街クラブに入った…。個性も所属クラブも異なるふたりの人生が、再び交錯する!!
著者等紹介
はらだみずき[ハラダミズキ]
千葉県生まれ。2006年『サッカーボーイズ 再会のグラウンド』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみねこ
66
月人と太陽は中学生に。ユース世代のサッカー事情を知ることが出来、とても興味深い。母ひとりで2人の息子を育てる太陽の家。月人をしっかりと支える祖父の晴夫。コツコツと努力を重ね、チームには恵まれないなか成長してゆく月人。自分の思うようにいかずヤケを起こすこともあった太陽。それでも目指すのはプロ選手。とてもさわやかで読後感も良かった。高校生になった2人を見てみたい。2025/01/06
真理そら
37
月人と太陽の物語『太陽と月』の続編。サッカーの裾野は広い。サッカー少年にとって、早熟タイプも晩成タイプも自分の力を確認できる場所や制度にチャレンジできるのは励みにもなるし楽しくもあることだろう。J1ユースのセレクションでまた顔を合わせたタイプの違うサッカー少年3人のこんごの物語を早く読みたい。2025/05/08
izw
7
プロのサッカー選手を目指す太陽が、違う学校で、身体的に恵まれている月人を遠目に意識しながら、過ごした中学時代の物語。知らない世界だけに、プロに至る道がいろいろあるのだな、それぞれに厳しさがあるのだな、そのときの上位にいるチームが最適な選択であるとは限らないのだな、とか、いろいろ気づかされることが多かった。情熱を持ち続けて上を目指すことの困難さ、重要さ軸に、感動的なシーンも多かった。2024/03/20
しょうた
2
前作と違い、漢字にふりがながふってある箇所が少なくなったので読みやすくなった。前作の2人の主人公が中学生になった物語。月人はあまり強くないラッカセーズ所属。太陽はj2のジュニアユースチーム所属。2人とも苦悩しながらサッカー人生を歩んでいく。2024/11/22
ねぎまぐろ
2
★★★2024/09/29