カンヴァスの恋人たち

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カンヴァスの恋人たち

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  • サイズ 46判/ページ数 290p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093866705
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

私は、幸せになるために芸術をやるんです。

碧波市の美術館に勤める学芸員の貴山史絵は、80歳の女性画家、ヨシダカヲルの展覧会を担当することになる。ヨシダは美術業界から一線を退いたあと、山奥のアトリエでひとり絵を書き続けていた。担当になった史絵は、東京で働く恋人との将来や、職場での人間関係、学芸員としてのキャリアに悩んでいた。今ではほとんど無名と言っても良いヨシダの展覧会開催に疑問を抱く史絵だったが、ヨシダとの交流を重ねるうちに、その不思議な魅力と、ひとり筆をにぎりつづける生き方に魅了され、自身も次第に変わり始める。
展覧会の準備に奮闘する一方で、史絵はヨシダの過去が気掛かりだった。一時は戦後の女性画家として名を上げていたにもかかわらず、なぜ表舞台から消えてしまったのか。ふたたび絵を描き始めるまでの空白の10年間に何があったのか。ふたりが心を通わせたとき、ヨシダが語るのは、秘められた愛についてだった――。

【編集担当からのおすすめ情報】
2015年、第14回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しデビューした著者が学芸員を主人公に、現代を生きる女性たちのリアルな悩みを描いた渾身の一冊です。
学芸員のお仕事や、展覧会が開催されるまでの美術館の様子にも注目です!

内容説明

地方の美術館に勤務する若き学芸員は80歳の画家、ヨシダカヲルの個展を担当する。困難な時代を生き抜いてきた彼女の、悲しくも美しい、秘められた愛とは―。

著者等紹介

一色さゆり[イッシキサユリ]
1988年、京都府生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業後、香港中文大学大学院修了。2015年に第14回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、翌年受賞作『神の値段』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

196
常若。命の巡りを感じる絵画。それを産み出す女性アーティスト。彼女をサポートする女性キュレーター。支えながらも実は支えられる。女性目線の悩みや苦しみがしっかり描かれる、お仕事小説。人生の幸福とは何かを考えさせられます。2023/12/13

starbro

194
王様のブランチのBOOKコーナーにて紹介されたので、読みました。一色 さゆり、3作目です。原田 マハの作品とは少し毛色の違うアート小説、女性たちの悲哀が感じられる一品でした。 https://www.shogakukan.co.jp/books/093866702023/07/16

ヒデミン@もも

50
学芸員である非常勤の主人公の悩みは共感できることが多かった。男女格差はどの世界にもあるし、特にこの日本ではまだまだ先進国の仲間入りはできていない。しかし、主人公の曖昧模糊な態度、自分がいつも正しいと思う様にイライラし通し。それが、一色さんの狙いでもあったかも。準主役の人たちも多様性にとんでいて考えさせられることしきり。2023/09/24

シフォン

36
白石美術館は、同市の山奥で制作を続けている戦後の女性画家として名を挙げられるヨシダカヲルの個展を開催することになった。担当になった史絵は、ヨシダカヲルの人柄と作品に惹かれていくが、過去の出来事があるらしい。地方美術館の事情、学芸員の正規採用は狭き門であること、女性の仕事、結婚、出産、育児、選択の難しさ、学校に馴染めない子供、ミレーの絵が人々に与える影響等、盛りだくさんの内容になっていた。展覧会の準備の様子は伝わってくるがヨシダカヲルの絵がイメージしきれなかったのは私の頭が堅いからかな。2023/11/29

よっち

35
碧波市の美術館に勤める学芸員の貴山史絵。キャリアや今後の人生に悩む彼女が、80歳の女性画家ヨシダカヲルの展覧会を担当することになり、彼女の人生や生き方に触れてゆく物語。調べてゆく過程で判明する、一線を退いたあと山奥のアトリエで絵を書き続けたヨシダの空白の10年間。一体そこで何があったのか。東京で働く恋人との将来や自身の体調、職場の人間関係、学芸員のキャリアに悩み、岐路に立たされていると感じた史絵が理不尽に憤るのも仕方ない状況でしたけど、向き合ってしっかり話し合うのは大事なんですね。言わなければ伝わらない。2023/05/30

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