出版社内容情報
『信長公記』に門外不出の「完本正篇」が!
統治者と宣教師が語り合った、驍将の<剣>と<政事>、そして『君主論』――。
令和四(二〇二二)年、イタリアのフィレンツェで“信長の遺書”なる古い紙束が見つかる。それは信長の近習の書記・太田牛一によって密かに編まれた『信長公記』の完本正篇だった――。
時を遡ること今から四四〇年以上前の天正七(一五七九)年、イタリア人宣教師のアレシャンドロ・ヴァリニャーノが島原半島に上陸する。彼はその後、信長に謁し、ルネサンス期にイタリア半島を駈け巡った驍将チェーザレ・ボルジアのことや、マキアヴェリによって書かれた『君主論』について侍講した。信長は以降、ヴァリニャーノに数度引見し、その問答を漏れなく記すよう牛一に命じたのだった。
天下を統べるはずだった男の果てなき好奇の思いを極大なスケールで描く、斬新吃驚の歴史長編!!
内容説明
令和四(二〇二二)年、イタリアのフィレンツェで“信長の遺書”なる古い紙束が見つかる。それは信長の近習の書記・太田牛一によって密かに編まれた『信長公記』、幻の「完本正篇」だった―。時を遡ること四四〇年以上前の天正七(一五七九)年、島原半島にイタリア人宣教師のアレシャンドロ・ヴァリニャーノが上陸する。後に信長に謁見することとなったその大男は、ルネサンス期にイタリア半島を駈け巡った驍将チェーザレ・ボルジアのことや、マキアヴェリによって書かれた『君主論』の話を、信長の求めるままに侍講した。そうして、天下を統べるはずだった男の好奇の思いは、牛一の筆によって漏れなく記されていく。
著者等紹介
山本音也[ヤマモトオトヤ]
1982年「宴会」で中央公論新人賞、83年「退屈まつり」で芥川賞候補、休筆期間を経て2002年『ひとは化けもんわれも化けもん』で松本清張賞、16年『本懐に候』で舟橋聖一文学賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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