今夜、ぬか漬けスナックで

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今夜、ぬか漬けスナックで

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093866545
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ぬか床でつながる、やさしい家族小説

「ぬか床の中には神様が住んでいて、優しく語りかけることで味がまろやかになる」──。
何年も音信不通だった母が亡くなったという報せを受けて、瀬戸内海に浮かぶ小豆島を訪れた槙生。亡き母の夫だという自分より年下の男・伊吹と出会い、職を失ったばかりの槙生はしばらく家に住まわせてもらうことになる。祖母から引き継いだぬか床を、祖母の教えを胸にさまざまにアレンジしてふるまううちに、島の人々とのあいだに温かい関係ができていく。自分のことを愛していないと思っていた母の、意外な素顔を知ることになり……。
人生の悲しみも苦しみも、温かい島の風とぬか床の香りが癒してくれる。一編一編、読み進めるごとに心が温まっていく感動作。


【編集担当からのおすすめ情報】
平野レミさん&上野樹里さん母娘が推薦!!大注目の新刊です。

「血がつながらなくても、味でつながれる。
肩肘はらなくていいのよ」
──平野レミ(料理愛好家)

「人生も美味しい糠漬けになぁれ!
菌活も人間関係も複雑で奥深い」
──上野樹里(女優)

第1回「日本おいしい小説大賞」受賞の著者が描く美味しそうなぬか漬けは、読後「自家製ぬか漬けを始めたくなる」と大好評!
コロナ禍や悲しいニュースで心が落ち着かない昨今ですが、今作を読めば心と身体がほぐれます。ぜひお手にお取りください。

内容説明

ぬか床の中には、神さまが住んでいる。母を亡くした槇生は、瀬戸内海に浮かぶ小豆島のスナックで自家製のぬか漬けを振る舞う。パワフルな島の人々のやさしさに触れ、自らの心もほどかれていき…。

著者等紹介

古矢永塔子[コヤナガトウコ]
1982年青森県生まれ。弘前大学人文学部卒業。2019年「七度笑えば、恋の味」で第一回日本おいしい小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

191
なんだろ・・一話一話どこかで読んだ様な感じがするのに(きっと気の所為)プロローグから槇生の言動と伊吹の人柄に取り込まれちゃって、最後まで面白く読んだ。ほとんど悪人は出てこない小豆島が舞台。槇生の登場でそこから人生が変わる人もいる。槇生自身も頑なな心が柔らかく・・そう解けて行くのだ。糠漬けも良い塩梅に効いて、新玉ねぎが食べたくなる。出来ればその後も読んでみたい。2022/11/15

hiace9000

152
小豆島の小さなスナックのマスター伊吹は、母の夫にして自分より年下? 妻を亡くし傷心の伊吹の元にぬか漬けとともに押しかけ居候した訳あり三十路の槇生は、はたして島に馴染めるのか。人間関係や人生の機微を「ぬか床」になぞらえ綴る全七話。ひと噛みすれば香りと味がふわりと口に広がるぬか漬け。人により家により風味も味わいも変わるそれは、懐かしさとホロリとした人情味か。島の人々に触れ、あれほど嫌い身勝手に思えた生前の母の実像にも触れ、やがて気づく自分の中の光。光溢れる瀬戸内の海は、ぬか床の中に新たな神様を住まわせるのだ。2023/01/05

おしゃべりメガネ

147
タイトルのインパクトと皆さんのレビュー高評価にて手にとりましたが、期待を裏切らないステキなほっこり作品でした。舞台は瀬戸内海に浮かぶ小豆島のとあるスナックで、突然ふらりと現れたワケありアラサーの「槇生」は母を亡くし、途方に暮れています。そんなスナックの若きマスター「伊吹」との不思議な関係がスタートし、お互いに手探りな距離感ながらも理解を深めていきます。島の個性的な住民との関わりもあり、少しずつではありながら「槇生」のやさぐれ感も穏やかになっていきます。人と人とのつながりや人の変化を読ませてもらいました。2022/12/29

fwhd8325

146
とても面白い作品でした。懐かしいと言う感覚もあるのだけれど、微妙に違う。これはこの世界観で成立しているのだと思います。誰もが魅力的で、人間くさい。深夜食堂に集う人のようにも思える。かなり深刻な展開も想像していましたが、見事な展開にうるうるしてしまった。年末に、こんな素敵な作品に出会えて幸せです。2022/12/12

Karl Heintz Schneider

146
面白かった!ビックリした。こんな書き出しを読み、のっけから引きつけられた。「ぬか床の中には神さまが済んでいて優しく語りかけると味がまろやかになる。だから私は、おはよう、今日もよろしくね。ぬか床の神さまならぬ発酵菌に語り掛ける。」古矢永 塔子(こやなが とうこ)さんは作家になってまだ5年目と若いが、この文章はクセになりそうな予感がある。他の著作も読んでみたいと思う。定食屋に入って、ぬか漬けが出てくると嬉しい。この店は信用できる、通いたいと思う。ぬか漬けが出てくるスナックがあったら、是非行ってみたいものだ。2022/12/12

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