百年厨房

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百年厨房

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093866422
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

世紀を超えて紡ぐおいしい家族ファンタジー

第3回「日本おいしい小説大賞」、郷土愛と貴重なレシピ満載の受賞作!

石庭大輔は宇都宮市大谷町にある元石材商の旧家に暮らす公務員。ある日、石庭家に見知らぬ若い女性が現れた。アヤと名乗るその女性は明治時代の生まれで、亡くなった大輔の祖父のもとで働いていたと言う。

友人の紫は「タイムスリップだ!」と騒ぐが、大輔は信じない。だが、アヤが作った冷やしコーヒーを口にして驚く。祖父が生前「もう一度飲みたい」と語っていた通りの味わいだったのだ。さらに大輔は妹の忘れ形見・ルナを引き取ることになり、アヤ、そしてなぜか紫をも巻き込んで奇妙な同居生活が始まった。

天涯孤独の身で食にも生活にも興味なく生きてきた大輔だったが、アヤの作る百年前の料理に次第に食卓を楽しむ気持ちが湧き上がる。しかし、あるきっかけから新たなタイムスリップが起きてしまい……。

壺飯、じんごろう焼き、源氏飯、チタケうどん、自家製れもんミルク、甘露梅、ベーキャップル、ミルクセーキ、クリームコロッケ、柚煎りなど、おなじみのメニューから現代では失われたレシピも登場。

さまざまな食が時間をこえて絆を紡ぎだす、“おいしい”家族ファンタジー!

内容説明

宇都宮市大谷町の旧家に独り住む石庭大輔。ある日、家に見知らぬ若い女性が現れた。彼女はアヤと名乗り、明治の生まれで大輔の祖父のもと働いていたと言う。友人の紫は「タイムスリップだ!」と騒ぐが、大輔は信じない。だがアヤが作った冷やしコーヒーに驚く。祖父が生前「もう一度飲みたい」と語っていた通りの味わいだったのだ。天涯孤独で食にも興味なく生きてきた大輔だったが、アヤの作る百年前の料理に食卓を楽しむ気持ちが湧き上がる。しかしある日、新たなタイムスリップが起きて…。世紀を超えた“家族”の秘密。運命の鍵は、大正時代のカフェレシピ!?奇蹟の感涙ファンタジー。第3回日本おいしい小説大賞大賞受賞作!

著者等紹介

村崎なぎこ[ムラサキナギコ]
1971年栃木県生まれ。食べ歩きブロガーをしながら、トマト農家の夫を手伝う。ブログ「47都道府県1000円グルメの旅」は「ライブドアブログOF THE YEAR 2021丑年賞」を受賞。『百年厨房』で第3回日本おいしい小説大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

152
食が繋ぐ"時"の一冊。大正時代からタイムスリップしてきた女中が次から次へと振りまく思い出の味の魔法。食が百年近くの"時"を繋ぎ、心を繋ぐ物語は時に笑いを盛り込んだ、ほんわかな物語。美味しいは人を元気にする。楽しいひとときを運んでくる。そして何よりも美味しさを前にしたら誰もが素直になれる。食の魅力、大切さが溢れるほど伝わってきたのが良かった。その人にとっての忘れ得ぬ味って、何よりの宝物、生きる糧にもなるんだな。大正時代と現代、時代の移り変わりはもちろん、栃木県が誇る大谷石の魅力を味わえたところも良かった。2022/07/16

おしゃべりメガネ

137
読み始めたトキの雰囲気とラストの空気感がこんなに違ってくる作品とは驚きでした。宇都宮のとある旧家に住む「大輔」はある日、家に見知らぬ女性が現れます。謎めいた女性は出で立ちや話すコトから、なんと大正時代からタイムスリップしてきたとのコト。そんなミステリアスな女性「アヤ」との交流が少しずつ、閉鎖的だった「大輔」を変えていきます。話の随所に紹介されるステキなカフェレシピも終始気になります。『日本おいしい小説大賞』の大賞受賞作も納得の描写です。時代を超えて、なおも結ばれる感動のファンタジーがここに綴られてます。2022/08/10

モルク

132
元大谷石の石材商をやっていた旧家に一人暮らす大輔のもとに、関東大震災の時からタイムスリップしてきたこの家の女中アヤが現れる。学芸員の篠原、トツゼン預かることになった妹の遺児ルナと共に同居生活が始まる。職人的興味のなかった大輔もアヤのを手料理に舌鼓を打ち、ルナも次第に心を開いていく。そして大輔もタイムスリップして大正時代に…。タイムスリップファンタジーとグルメの共演として楽しめる。巻末にはレシピも。ベーキャップル食べたい。卵の殻を使う冷しコーヒーも飲んでみたい。2022/06/28

まちゃ

123
題名から勝手に想像していた重厚な人間ドラマとは違っていましたが、休日に気軽に楽しめるタイムスリップ+グルメもの。舞台は、大谷石で有名な栃木県宇都宮市大谷町。ハートフルなアニメを見たような読後感。2022/06/20

美紀ちゃん

118
大正12年9月1日の世界から来たアヤさん。冷やしコーヒー飲んでみたい。卵の殻?ゆずシロップは美味しそう。レモンみるくも美味しそう。お風呂上がりに飲みたい。名前の由来。姿川の言い伝え。自分の会いたい人の姿を念じれば、神様がその姿を見せてくれる。だから姿川。大谷石の採掘坑ので跡地。地底湖のような神秘的なところでの天の川。素敵なシーンに感動。大輔の秘密もグッときた。干し柿大好き。ベイクド・アップル→ベイキャップル気になる。鮎の料理「柚煎」ゆいり、美味しそう!那珂川町の鮎ガレオス。ラストの伏線回収はお見事。良い。2022/05/31

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